『俺に関する噂』
 
筒井康隆の短編小説。
中学生の頃の記憶だからそれこそ30年以上は経ってるだろうか。
 
普通のどこにでもいるサラリーマンがある日突然メディアからプライバシーを晒されはじめる。
そんな内容だった。
世論も流行りもメディアによって作られることに対する強烈なアイロニー。
とはいえ当時はそんなことまで考えずにただひたすらナンセンスな面白さに夢中になって読んだ覚えがある。
 
SNSが猛威を振るっている現代、この早すぎた奇作が繰り出すドロップキック、打ち鳴らすを警鐘としてタイトルを挙げる日がこようとは当時青臭い思春期の俺も、果たして筒井康隆当人も予想していたかどうかなんて本当にどうでも良いのだが、本当の意図は前回の答え合わせ。
 
折角の機会なので自分から「ぶちまけちまおう」というのが今回の趣旨だ。
晒されて不快になるくらいの情報なんて晒しちまえばそれこそただのプロフィールとなりえるわけであって、それが果たして負であったとしても他者から報告されるよりはマシ。
とはいえ今回の騒動がアメブロに好き勝手日記モドキを書いているもう一人の俺とは無関係であるのは確かなのだが、「ブログ」という形態にいつまでも背を向けることに対するアンチテーゼ、肯定的に受け取らせてもらうならば閉鎖的な情報量を開放することによってイマジネーションが具現化する手助けにはなると思う。
 
意訳すると。
俺のことをかなり具体的に書いていこうと思う。
ということ。
 
プロフィールにも「だだのどこにでもいるロクデナシ」としか記載していないが、そろそろなにがどうロクデナシなのか、具体的に何を生業としてどういったポストにいるおっさんなのか、そんな本来なら当然語られてるべき必須項目、いい加減赤裸々に今回の更新で語っておきたいと思う。
そういったわけで、黒霧島の後押しもあって時間の許す限りの自分語り、ともすればあらゆる個人情報が洩れてしまう恐れもあるがそれもまた良し、生憎今夜は機嫌が良い、どうやら今夜の月と霧島のアロマが俺を大胆にしてしまうらしい。
 
では、語ろうか、俺が誰でどういった人物なのかを画像映像を交えて詳しく。
徹底的に。
 
「ああ、あの人だったのか!」
 
なんて言葉も受け入れざるを得ないのかもしれない。
 
尚、先ほどまで同業者の社長連中と場末のスナックで浴びるほど呑んでいたため、霧島と氷の分量も間違える始末、意識も危うく、このまま睡魔とともに落ちてしまうやもあるかもしれませんがその時は俺が寝落ちしてしまってとstgksl