Liu Xiang 茶心 -250ページ目

韓国の茶道具とお点前

歴史の中では、お茶が発展してこなかった韓国ですが、緑茶をどのように飲んで

いるのでしょうか?



今回、私が購入した 茶道具です。

日本の煎茶器のようでもあります。


茶人 Meixiang の ブログ -茶道具  土也窯  宋承和 


韓国は磁器が有名ですが、こちらは陶器。「慶南茶碗」は有名だそうです。

40歳代の作家さんの作品です。素朴なようであり、モダンなようでもあり。

暖かい感じが気に入っています。



韓国のお点前は「茶礼」(チャレ) と呼ばれます。

本来は、ご先祖様を供養するときの儀礼の形式を指すのだそうです。


なので、お点前は、中国茶芸とは随分違って、とても儀礼的な感じです。

写真は、世界無我茶会の時の様子ですが、所作は日本の茶道や煎茶道

とも似ている感じです。



茶人 Meixiang の ブログ -茶礼


茶道具屋さんで、素敵な「茶入れ」を見つけました。

青磁に、赤の釉薬がかかっていて、私には目新しい感じがしました。


お棗のような形でもあります。



茶人 Meixiang の ブログ -茶入れ


<続く>




韓国お茶事情

石山教室の定例茶会 「蘭の会」のご報告です。


第11回・蘭の会は、4月12日~5月13日まで <韓国の緑茶とお点前を楽しむ>

というテーマで開催いたしました。 ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。


3月末に、韓国へ行く機会がありましたので、お茶と茶道具を手に入れたことから

思い立ったテーマでした。


韓国のお茶といえば、「ゆず茶」 「とうもろこし茶」 「生姜茶」 などが有名ですよね。

これらは、「韓国伝統茶」と呼ばれ、茶葉を使ったお茶ではなく、木の根や果実

などからつくる飲み物です。

私たちは <非茶の茶> に分類しています。


蘭の会では、ウェルカム・テーとしてお出ししました。

暑い日には、冷たくしても美味しくいただけます。


茶人 Meixiang の ブログ -ゆず茶  welcome tea <ゆず茶>



では、どうして韓国では「お茶でないお茶を」 伝統茶と呼ぶのでしょう?


茶の種子は、仏教とともに中国・唐の時代、朝鮮半島へ持ち込まれたようですが、

緯度が高く気候が茶の栽培には適さず、生産量は限られ、その品質も悪ったとい

う記録があるようです。

茶葉を用いた喫茶の習慣は、上流階級や一部の寺院のみのもので、記録に残る

高級茶は、中国からの輸入品であったようです。


その上、李氏朝鮮時代には、仏教が否定され、儒教を尊ぶようになったことから

喫茶の風習そのものが途絶えたと考えられています。



今回、私が手に入れたお茶は、韓国のハワイと呼ばれる「チェジュ島」で栽培され

ている 「緑茶」 です。


お店では、韓流イケメンのお兄さんが、釜で炒る「デモ」をしていました。

とてもお洒落なお茶屋さんです。


o'sulloc という会社で HPはこちら、 WWW.SULLOC.CO.KR




茶人 Meixiang の ブログ -韓国緑茶2


中国緑茶と同じ、釜炒りで、発酵を止める製法です。

茶葉を口に入れてみると、香ばしくて美味しいです。


茶人 Meixiang の ブログ -韓国緑茶



<続く>
























正解はここよ


「産地はどこでしょう?」 の正解は


梅家塢(メイジャーウー)  中国 浙江省 にある


銘茶 「龍井茶」(ロンジンチャ)の産地です。


龍井茶は、中国で最も有名な緑茶で、その品質特性により、産地ごとに格付け

されています。 フランス・ワインのようです。


獅、龍、雲、虎、梅 の5つに分かれ、龍井村獅峰山一帯で産する「獅峰龍井」が

最上級とされます。


「梅家塢」は、もともと「雲」の茶区でしたが、そのお茶が特別の風格を備えて

いることから、独立しました。


産地については、Odachaさんが<銘茶紀行>で詳しく書いておられるので

ご参照くださいね。


http://www.westin-osaka.co.jp/restaurant/china.html



龍井茶で茶会をした時のディスプレーです。

茶人 Meixiang の ブログ -龍井


*産地クイズは、「面白いから、もう一問!」というリクエストにお答えして

 これからも、続けま~す。

産地はどこでしょう?(続きのつづき)

コメントくださった Mi-Koさん、ありがとう。

ご一緒した産地ですよね!


最後の写真です。



茶人 Meixiang の ブログ -Q2

産地はどこでしょう?(続き)

産地の様子。


ヒントは緑茶です。とても有名なお茶です。



茶人 Meixiang の ブログ -Q2