明日から7月!
今週は体調不良に悩まされましたが、なんとか6月までの目標は達成できたと思います。
(3月の時点で汐美さんがファミレスまで励ましに来てくださったときには7月末くらいに脱稿するとお伝えし、内心は「5月末だなぁ ビックリするだろうなぁ いひひ 笑」と思っていたのですが、まんまと建前の脱稿予定時期が実際の脱稿になりそうです・・苦笑)
いつもは大体1ヶ月~1ヶ月半で第1稿をあげるので、一般的には「筆が早い」作家の部類に入ります。
なのに、なのに・・・!
『RACE』、来月末に第1稿脱稿となると、いつもの倍にあたる3ヶ月かかったことになる!
なぜなぜどうして・・
私は症状や現象を書くのが好きで、私らしいといわれる作品は基本的に「症状」や「現象」「状況」(それもかなり特殊な)を書くことがほとんどでした。
最近で言うと『鬱まくら』=鬱という症状について、『皿の裏』=砂糖中毒について、『レッスン』=子供の(?)喧嘩に親が出るというキャッチコピーでコミュニケーションの不可能性・その状況について、『THE BITCH』=輪廻という魂の現象についてのあれこれ・・・といった具合です。
ところが、『RACE』は症状や現象についての話ではなく、ヒロインの生きざまを書いています。
生きざまを書く。
当たり前じゃん!よくある!
と思っていたけど、冷静に考えてみたら、主人公に症状や状況を与えてその症状なり状況を通して世界を俯瞰するような作品は書いたことがあっても、その主人公のアクション、人生の選択といった生きざまに重きをおいて書いたことがなかったなぁ・・ということに気づきました。
初めてチャレンジする作風なんです。
だから、いつもの倍かかっている!
どうしてそんな未知の領域に足を踏みいれてしまったのか?
理由は簡単。
究極のあて書きだから。
汐美真帆さんという表現者としてだけではなく、人としてとにかく素敵な方がいらして、その汐美さんにあて書きしてみた結果、自然と汐美さん(ケイ)の生きざまを書いている自分がいました。
ヒロインは毅然としていて格好良い正義感の強いランナーです!
少しも自分と似ていません(笑)
これは、ひたすら汐美さんです(笑)
なので?
いつもの作品と決定的に違うこととしては、私の分身がヒロインではないということ。
『鬱まくら』は誰がどう見ても私でした。『名もない祝福として』の雅子も多分そうです。(そして多分ビッチも)
だけど、『RACE』の「ケイ」(汐美さんの役名)の中に私はいません。
私に一番近い役は、平松沙理さんに演じて頂く「リル」という役です。
この役も沙理さんにあて書きしていますが、物事への視点や世の中における立場は私だと思います。
まず、移民であること。
これは沙理さんが大阪在住で、東京に出て活動したいという思いをお持ちで、そこに乗っからせて頂いたのですが、私の根底に流れるテーマの一つとして移住は常にあります。(『皿の裏』における砂糖の豊富な「あちら側」などもそうです)
沙理さんに初めてお会いしたときの印象も役の性格に反映させているつもりです。
あとこれは個人的に感じているだけですが、沙理さんと私は性格が少しだけ似ているところがあって(?)私なりにここかな、というところをより沙理さんサイドに寄せて書いてみています。(と書くと沙理さんファンに怒られちゃうかな~)
私をよく知っているお客さんは、今回「リル」の中に私の片鱗を見るのではないかなぁ。「ケイ」ではなく。
それもまた新鮮!
あて書きはとても大変な作業ですが、楽しいです。(←と言って自分を奮い立たせてみる 笑)
今回たったの14人の登場人物なのですが、一人一人に思い入れがあります。
「この人だから演じることが出来た」とお客さんに感じて頂くためには、
まず、私の作家としての「この人だから書いた」が先になければなりません。
なので、そのつもりで書いています。
脱稿まであとエベレスト登山一回、高尾山登山一回くらいです。
7月、エベレストに足を踏み入れる前にブログ更新~
素敵な夏になりますように。
おやすみなさい^^
2017年11月30日~12月4日@ザ・スズナリ
