写真を整理していたら、ふとこの日のことを思い出しました。
東京に行ったとき、仕事の合間に取引先の方が連れて行ってくれたお茶の時間。
その日は特別な予定を立てていたわけではなく、いつものように仕事の話をしながら東京を歩いていて、「お茶でも飲みましょう」と立ち寄った場所でした。
場所は青山にある「櫻井焙茶研究所」。
ここで初めて、こんなふうにお茶を楽しむ時間があるんだ、と少し驚きました。
目の前でお茶を淹れて、濾して、グラスに注ぐ。
お茶に合わせて、小さなお菓子も少しずつ。
日本のお茶というと、私の中ではどこか伝統的で静かなイメージがありましたが、ここで感じたのはもっと自由で、今の暮らしに近いお茶の時間でした。
東京ではいつも予定を詰め込んでしまうけれど、この日は不思議と時間がゆっくり流れていた気がします。
仕事の話をしたり、他愛のない話をしたり。
写真を見返していると、飲んだお茶の味よりも、あのときの空気のほうを思い出します。
こういう何気ない時間って、あとから思い返すと意外と心に残っているものですね。