久しぶりにカラッと晴れた心地の良いお天気の上海です
中国茶の教室の出窓から覗く木蓮が見事に花開いていました。
こんなお天気には、爽やかな福建省の「白豪銀針」がお勧めです
白い産毛と茶葉の形が美しい「白豪銀針」はガラスの蓋碗で淹れると見た目も楽しむことができます。
月光の光でも萎凋するといわれるぐらいデリケートなお茶です
そんな「白豪銀針」を美味しく味わうためには、一度潤茶(一煎目は香りを立てるための目的でそのまま流します)をして、抽出時間も5分と長めに時間を置きます。
お湯の中で揺られる茶葉を見ているだけでも心が満たされていきます
ほっとりとした独特な香り。白茶の中でも高級なお茶と言われていますが、やっぱり美味しい
ガラスの公道杯(ピッチャー)に満たされたお茶を眺めながら、最近、知り合いの方に言われた言葉を思い出しました。
自分のカップを満たすことをまずは優先させることが大事
自分のシャンパングラスが満たされることで
シャンパンタワーのように
次第に他のカップも満たされていくのだから
優しい人ほど、真面目な人ほど、責任感の強い人ほど、自分を満たすことよりも、家族や困っている人や友人のグラスに目が行き、先にそちらを満たそうと一生懸命になりがちだけれども、順番を間違えて途中からグラスを満たそうとするには無理があるということ。
先ずは、てっぺんにいる自分のグラスを満たすことで、自然に周りも満たされていくというシャンパンタワーの例えがとてもしっくりと心に残りました。
私にとってのお茶の時間はまさにそんなひと時であり、自分自身が満たされていく心地よさを生徒さんにも伝えたいという気持ちで毎回授業に臨んでいます。
お茶の授業では生徒さん方にそんなことをお伝えしながらお茶を淹れておりますが、ヨガの授業では今度は私が生徒になって、先生からいろいろな教えを受けて呼吸を整えながら、体から心地よさを感じていきます
そんなヨガとお茶はとても似ている部分があり、講師として何を伝えていきたいのかということを再確認させていただいています。
ヨガが終わった後に、お茶を飲みながら先生とお話をする時間はとても貴重な気づきが多く、自分らしさを受け入れて芯の底からポカポカしたものが生まれてくるような気持ちになります
そんなヨガ&お茶のw効果を私自身が実感して、ぜひこの心地よさを皆さんに伝えたいという思いから、
このたび、ヨガの先生とのコラボ企画を行うことになりました
定員に限りがあり残り1名となっておりますが、よろしかったらこの機会にぜひご参加ください
初夏に美味しいお勧めの薬膳茶をご用意してお待ちしております