6月の中旬。中国茶の老師が手がける中国茶の販売が始まりました。

 

早速待望のお茶をネットから注文、上海の自宅の私の手元に届きました。老師の名前の入ったロゴマーク入りの、赤と黒の洗練された包装パッケージを見るだけで、老師の夢が届いたような気持ちになってきます。

 

 

 

さすが老師を長年していただけあり、品質管理から紹介の仕方などとても分かりやすくて、画像も美しいものばかり。茶畑を紹介している動画の映像の美しいこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このお茶は大切に、日本のお土産に持ち帰ることにしました。

 

 

 

そして、ちょうどこの夏の一時帰国中に、上海でお世話になっている名古屋の茶道の先生のお茶室にて、お稽古の仲間の方々に中国茶を淹れる機会を設けていただけることになったのです。

 

 

まだまだ、あれもこれも足りないと焦って頭でっかちになりがちな私に、せっかくの機会なので美味しい中国茶をみなさんと楽しく飲むことができたら嬉しいから、それだけでいいと仰ってくれる先生。

 

 

さりげなく気楽な気持ちにさせていただきながらも、当日先生のお茶室に行くと、鉄瓶や中国茶器を準備していただいていて、手作りの茶菓子もいっぱい。

 

何という有難いこと。

 

 

 

中国茶の老師の夢のこもった美味しいお茶を、こうして望んでくれる人たちに故郷で淹れることができる有り難さ。長年、こんなことができたら嬉しいなという想いが実った瞬間でした。

 

お茶席の準備やお点前、茶服など、中国茶ということもあって、どうしても日本では不完全な部分もあるのですが、中国でできたお茶の縁。先ずは何よりも、中国茶の面白さをできるだけ実体験を通して、日本の皆さんにもお伝えできたらと、楽しくワイワイとおしゃべりしながら、何杯も味わっていただきました。

 

 

 

 

 

 

正山小種という中国福建省の中国紅茶を紫砂壺を使って淹れました。

 

紅茶やウーロン茶、プーアル茶など香りを楽しむお茶は紫砂壺で淹れるとより味わい深く

美味しく頂くことができます。

 

正山小種は福建省の武夷山に近い桐木という場所で作られるようになった、中国で一番歴史の古い紅茶で400年もの歴史があります。

 

明末から清初めあたりにヨーロッパへ広がった、世界の紅茶のもとになったお茶でもあり、後に海外でラプサンスーチョンと呼ばれるようになりました。

 

紅茶に松の燻焙の香りをしみ込ませた、とても珍しいタイプで、クセのある独特の味と香りを持っています。

 

正露丸の香りがするなんていう形容もされているようですが、私はこの渋い味わいと後から来る甘い香りが大好きです。

 

お茶会に参加してくださった方々も、幼稚園のお子さまから90代のお婆ちゃままでいらっしゃいましたが、皆さん美味しいと、何杯もお代わりしてくださって、一期一会の楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

一杯のお茶がもたらすご縁に感謝です☆

 

いつもありがとうございますパンダ

 

お茶

 

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