韓国映画『ミナリ』を観に行ってきました!


って既に一ヶ月くらい経ってる( ̄□ ̄;)!!

観に行ったのは、アカデミー賞前!

ユン ヨジョンさん、助演女優賞受賞おめでとうございます\(^o^)/


https://gaga.ne.jp/minari/ 


昨年の『パラサイト』に引き続き、韓国系の作品が話題になりましたね!

正確に言えばこの『ミナリ』は、アメリカ映画なのですが、監督や主要キャストの皆さんは韓国系だったり韓国人だったりです。

見事、アカデミー賞助演女優賞を受賞されたユン ヨジョンさんは、アメリカで生活されていたことがあることもあり、英語がご堪能でいらっしゃいます。

人気バラエティー番組『ユン食堂』等でもお馴染みでございますな!

受賞スピーチ、かっこよかったですね。

シンプルなドレスもとってもステキでした!







移民先のアメリカで一旗揚げようと奮闘する韓国人の家長・ジェイコブとその家族が描かれています。

長男・デイビッドは心臓に病を抱えているので、走ることを禁止されています。

母親・モニカはもちろん、姉・アンも常にデイビッドの体調を気にしています。

ジェイコブとモニカが仕事に出る日中、子どもたちだけで留守番させるのは心配なので、韓国からハルモニ(モニカの母)・スンジャを呼び寄せ、一緒に暮らし始めます。

当初、アメリカ育ちの子どもたちは韓国丸出しのハルモニと馴染めずにいたのですが…。




序盤、ジェイコブがデイビッドに

「雄のヒヨコは卵も産めないし食べても美味しくない役立たずなんだ。

俺たちは、役に立たないといけないんだ。」

というようなことを話していました。


もしかしたらハルモニも、(女性ですが)何かの役に立たなければ、との想いから、おこした行動だったのかなと。

しかし色んな不運が重なって、あんなことになってしまい…。

その場から逃げ出すハルモニを、デイビッドが走って追いかけるシーンは、じーんときました。

持病が徐々に良くなっていること、ハルモニを思いやる心が育ちつつあること。

ほんの数秒ですが、デイビッドの成長が表れているシーンだったと思いました。

またデイビッド役のアラン キムくん、めっさかわいかった!( ´∀`)






一方、アンに関して…。

聞き分けが良く、デイビッドのお世話をちゃんとするしっかり者で、モニカによく似てて、とっても可愛らしいのですが、自らの希望や夢について語ることはなかったような…?ワタクシが忘れてるだけかな?

意としてかせずか、韓国における家長制(長男を大事にする)が映し出されているのかな、なんて思ったりも。

アンも、自分の人生を大切に生きていけるといいな。




タイトルにある『ミナリ』は、韓国のセリのこと。

ミナリはどんなお料理にしても美味しく、ふるさとを感じる味なのだそう。

そして子や孫を大切に想う気持ちの象徴でもあるそうで(初代より二代目以降が美味しい、とかで)、韓国の方々にとっては特別なもの。


ハルモニが農場から離れた川にミナリを植えたことが一家の助けになり、水の大切さを再認識するきっかけになったのもまた、ミナリ。

そんなミナリが育っていた川辺が、とても美しかったのが印象的でした。

(植物の種って、外国から持ち込めましたっけ?という疑問はまぁ、置いておきます。)




もう一つ、興味深かったこと。

「デイビッド」という名前は、ハングル表記では「데이빗」となります。

パッチムのある名前を呼ぶ時は、「아」をつけるので(テミンをテミナと呼ぶように)、ハルモニがデイビッドを呼ぶ時に

「デイビサー!」

となっていたのが韓国的で面白かったです。

父母はアメリカ式に「デイヴィーッ」みたいに呼びます。

途中まではそれを普通に聞いていたのに、ハルモニが登場し「デイビサー!」と呼ぶのを聞いて、「韓国のおばあちゃんだわ(^w^)」と、うふふとなっちゃいました。