韓国映画『荊棘の秘密』を観に行ってきました!


ってこれも先月のことだわ!


 

こちらのタイトル、『ばらの秘密』です。


ばら。読めないですよね…。これ、なんの漢字なのかしらん…?





選挙直前に政治家キム チョンチャン(キム ジュヒョクさん演)の娘が失踪。

必死にその行方を追う母・ヨンホン(ソン イェジンさん演)が、手掛かりを求めて娘を知る人々に聞き込みを進める中で、衝撃的な真実を知る…。


サスペンスなのですが、ストーリーの怖さとはまた別の、得も言われぬ恐怖を感じました。


何と言うか…、いかにも現代的と言いますか、便利な物や技術、歪んだものへの耐性を手にしたが故に、鈍くなってしまった人間が引き起こした事件、と思えてしまったんです。


盗撮器を取り付けるように仕向けたり、その動画をネットに流したり、そんなことがいとも簡単にでき、そのくせその後先を考えていない…。


複数の短絡的な行動が、悲劇を引き起こしてしまった、という恐怖。


複雑で酷なストーリー。


脚本がパク チャヌクさん(他数名)ということで、納得!


『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『スノーピアサー』の監督やプロデュースをされたかただけに、サスペンスやバイオレンス、要は黒ーい重ーい雰囲気の作品はお手の物なんですな!


全ての発端は、今年話題になったゲスナントカだったってことですが、そこから膨らむあれこれが、ぞわぞわと恐ろしかった!




作品の趣旨からはずれてしまっているかもですが、同じく娘を持つ親として…。


正誤を問わずあらゆる情報が溢れている現代において、子どもたちが危険に遭遇しないように、でも社会の仕組みを知り、自活力を身につけられるように導く、ということの難しさを感じました。


導くというより、見守るくらいかな、私にできるのは。


いい歳して、私もまだまだ甘っちょろいところだらけだしなー。