韓国映画『明日へ
』を観に行って来ました!
久しぶりの映画鑑賞でした!
初めて行く映画館だったのですが、思ったほど遠くなく、すいすいと到着!
使ったことのない路線に乗って行ったので、ちょっとした旅気分も味わいつつ♪
実話を描いたという内容もさることながら、やはり一番の話題はEXOのD.O.くんこと、ド ギョンスくん映画デビュー作! だと思います(個人的にw)。
ギョンスくん、歌唱力は言うことなしなのですが、アイドルとしては何と言いますかね…、漂わせてる雰囲気がなんとも思慮深そうと言いますか…、「アイドルアイドルしていない」とでも言いますか…。
あ、もちろん、いい意味でございますよ!
でもって反対に、徹底したキャラのアイドルも無くてはならない存在だと思ってますよ!
グァンヒくんとかね!
勝手にでございますが、ワタクシはそんな印象を受け、そこに興味をそそられる男の子なんですね。
(そそられてるんかい)
そんな彼が、どんな演技をされるのか興味があって、観たかった作品でございます。
韓国は儒教に基づいた思想があるためか、女性より男性の方が優位とみられることも多いそうで。
同じ仕事をしても、男性より女性の方がお給料が低かったり、解雇対象になりやすかったりするのだとか。
昨今、女性の進学率も高くなっているのに、社会にはまだそういった例があるそうなので、それはもったいないことですよね。
あ、ハナシが逸れますが、「もったいない」という言葉が外国語に訳せない、日本にしかない貴重な言葉、という事をたまに耳にするのですが、ハングルには「아깝다」という「もったいない」を表す単語がありますよ~!
戻ります!
この映画に登場するスーパーのパートタイマーも、会社の経営方針の転換を理由にあっさりと解雇されてしまいます。
不当解雇を訴えるパートタイマーたちが団結して、その撤回を会社に求め闘います。
ギョンスくん演じるテヨンが、コンビニでアルバイトをします。
その時給が4000ウォン弱と言っていたと思います。
高校生の時給にしたって、日本ならもうちょっとありますよね…。
なんていうか…。
格差をとても感じました。
立場の格差、とでもいいましょうか…。
ひいてはそれが収入の差になり生活の差になるのでしょうが、それ以前にある立場、大袈裟にいえば、尊厳の格差というか…。
それが、劇中でパートタイマー達が叫んでいた、「私たちを人間として扱って!」ということなのでしょう。
彼女たちと同じ形態でお仕事をさせていただいてる身と致しましては、考えるところの多い作品でございました。
さて、他のキャストで気になったことを少々。
主役のソニ(テヨンの母親)を演じていらっしゃったのは、ヨム ジョンアさん。
お顔の造りや表情がキム ユンジンさんと似ていらっしゃって、観ながら軽く混乱してましたw
ムン ジョンヒさんも、相変わらず大好き!
この作品で、釜山国際映画祭助演女優賞を受賞されたそうです!
おめでとうございます~!
そしてこの映画、エンディングをギョンスくんが歌われてます!
演技を観た後に歌声まで聴けるなんて、ギョンスくんファンにとってはたまらないことでしょう!
そうそう!
映画が始まる前にギョンスくんのご挨拶VTRも流れましたよ!
この作品、原題は『카트』でございます。
カート。あの、スーパーにあるカートでございます。
彼女たちにとってのカートは、とっても重要なアイテムだったんだな…。
それをタイトルにするという韓国映画のセンスが、私は好きです。