韓国映画、『マルティニークからの祈り 』を観に行ってきました!





ポイントが貯まっていたので、無料鑑賞ですww


ストーリーは…。


2004年。

フランスの空港で韓国人主婦ジョンヨン(チョン ドヨンさん演)が逮捕される。

家計の足しにと引き受けた“金の原石“を運ぶ仕事が、実は麻薬の密輸だったのだ。

言葉もわからず釈明の余地もないままカリブ海の刑務所に収監。

ジョンヨンは夫(コ スさん演)と娘と再会できぬまま時が過ぎ……。


これ、実際にあった出来事に基づいて創られた作品だそうです。


こんなことが、実話だなんて…。


ジョンヨンの獄中生活にはもちろん胸が痛むのですが、それ以上に観ていて辛かったのが

在仏韓国大使館の対応でした。


あまりにもお粗末過ぎて…。


まかりなりにも国の名前を背負っている立場の人が、ろくに通訳の手配や書類の管理もしないで、

三ツ星レストランの選択やお偉いさんの接待にばかり気を遣って。


ああ…、もう…、これ以上失望させないで下さい…、と本当に辛くなりました。


結局ジョンヨンを助けたのは、ネットやドキュメンタリー番組が発信した国民の声でした。


それが、せめてもの救いと言いますか…。


多くの人が関心を寄せて声を上げて社会を動かしたことは素晴らしく、たたえるに値することだと

思います。

でもその前にたった一人、大使がすべき仕事をしていれば、もっと早く解決できたことだと思うんです。

きっとどの国にも、地位に見あわない品格の人がいて、それを歯痒く思ってる人もいるんだろうなぁ。

なんて、なんの肩書きもないワタクシが言ってしまいますよw

フランスの刑務官も、なんとかして下さいなー!





さて!

キャストでございますが!

主役のジョンヨンを演じていらっしゃったのは、ワタクシの大好きな女優・チョン ドヨンさん!






カンヌでの受賞歴がおありの女優さんでいらっしゃいますが、受賞作『密陽』は未観賞でございます。

チョンドヨンさんって、役によって雰囲気ががらっ!と変わるなーと、観る度に思います。

コケティッシュだったり、見るからにワケ有り~な感じだったり、平凡だったり。

メイク映えのするお顔でいらっしゃいますし!




ジョンヨンの夫・ジョンベ役は、コ スさん。





コスさんって、実はそこまで興味がないので…。

ドヨンさん=ベテラン、コスさん=中堅というイメージを勝手に持っておりますので、お二人が夫婦役と

知って、なんだか意外な感じがしちゃいました(失礼!)。



裁判のシーンでは、あちらこちらからすすり泣きの声が聞こえてきました。

(この日、結構混んでたんですよ~!)

ジョンヨンの訴えには心を打たれましたし、最終的に家に帰れてよかった!と思いました。


ヤルカとの塀越しの会話シーンも、泣けたなぁ…。

が。

ワタクシには、当事者でもないのに悔しさばかりが残る作品でございました。




ジョンヨンが美しいと、嬉しいという気持ちでカリブの海を見られる日が来るといいな。