『追跡者　チェイサー』！

韓国ドラマ『追跡者　チェイサー』視聴完了致しました！

2012年ＳＢＳ演技大賞　大賞（ソンヒョンジュさん）　他７冠受賞

2013年百想芸術大賞　ＴＶ部門作品賞　男性最優秀演技賞（ソンヒョンジュさん）　脚本賞受賞

最終回視聴率22.6％

と、素晴らしい記録を残したドラマでございます。

ワタクシ、偶然ＳＢＳ演技大賞授賞式の放送を観ることができたのですが、壇上に上がられた

ソンヒョンジュさんが、とても謙虚で誠実な姿勢でご挨拶されていたのが、とっても印象に

残っております。

ベテラン俳優さんでいらっしゃるのに、大物ぶらないんだなー。

これまで観た作品では、コミカルだったりふてぶてしかったりという役どころが多かったけど、

実際はとっても落ち着いて紳士的な方なんだなー。と。

ぶっちゃけ見目麗しいというわけではないのですが（失礼！）、いい味出してる魅力的な俳優さんだと

思います！

そんなソンヒョンジュさん主演の『追跡者　チェイサー』、とても興味深く視聴致しました。

この作品は、いわゆるイケメン俳優さんとか華のある女優さんとか、今をトキメク人気K-POPアイドルと

いった、派手なキャスティングではないと思います。（再度失礼！）

要するに、ビジュアルは必要ないストーリーなんです。

大切な一人娘が交通事故に遭い、犯人や真相が揉み消される。

その背後にある、権力や陰謀。

娘の父親の一番の目的は、復讐ではなく娘の汚名を晴らすこと。

妻までも亡くした一人の男性の信念に、心を打たれるストーリーでございました。

政治家を目指す人って、一体何が目的なんだろう…？と思ってしまいます。

政治家だけでなく、権力者と言われる人も。

その位置について手にしたいものは、守りたいものは、一体なんだろう…？

ここ最近の韓国のニュースに胸を痛めている立場と致しましては、ドラマを観ているはずなのに

フィクションと思えなかったりして…。

視聴し終わったのは先月だったのですが、感想をなかなかかけずにいました。

何故、素直に謝れないんだろう。

罪を隠すためにまた罪を上塗りして。

買収したり脅迫したり。

お金や権力があると、人はそういう発想をしてしまうものなのでしょうか。

でも、このドラマで描かれていたこと（もちろんここまでひどいことはないと願いたいですが）って、

きっと韓国に限ったことではないのかな、と思ってしまうのも悲しいところで…。

もしかしたら多かれ少なかれ、どこの国や地域にもあるのかも。

癒着が多いと言われる韓国でこういったドラマが作られて…。

どれほどの影響力があったのかは分かりませんが、これから少しでも何かが良い方向へ変わっていくと

いいな、と思います。

続きが気になるけど、観進めるのは辛い。でも見届けたい。

２時間では描き切れないので映画化が難しいとは思いますが、映画級に内容の厚い、

とても考えさせられる作品でした。