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平気でございます!


一人で出掛けるの、大好き!


一人でご飯食べに行くのも全然平気!


バイキングだって行っちゃいます!


一人ですとあっちへこっちへ、自分の好き勝手にふらふらできるのがいいですな~。


ってことで(?)、先日一人で観に行った映画について書きます。

韓国映画『トガニ 幼き瞳の告発』でございます!



うたえ!迷走者!


どうしても観たかった作品でしたので、行けて良かった!

観たかったと申しますか、観なければならない! とさえなぜか思った作品でございました。

でも…。

観ていて、叫んでしまいそうでした。

悲しくて、悔しくて、苦しくて…。

「憤り」という言葉が一番近いかな。そんな感情が止まりませんでした。

こんなことが実際に起きたことだなんて…!

最後の最後、映し出された文章に救いこそあるものの、
そこに辿り着くまでがあまりにも残酷過ぎて…。

上映後、劇場が明るくなって周りのお客さんが席を立ってもまた涙が溢れてきてしまって、

しばらく動けませんでした。

こんなことは、ほんと初めてでした。


「おススメ!」と言っていいものかどうか解りませんが、

私にとってはやっぱり観るべき映画だったのだと思います。


映画が韓国の法律をも動かした、ということはすごい力を持った有意義な作品だと言えると

思いますので、多くのかたに観て頂きたいのですが、その結果被害者の子供達が

今後生きにくくなってしまうのでは…、韓国に嫌悪感を抱いてしまうかたがいらっしゃるのでは…、

とも考えてしまいます。


しかしこの映画で描かれたことって、韓国以外でも起こり得ることですし…。

(絶対に起こってほしくはない出来事なのですが!)


お金・権力・欲望・圧力…。


人間を醜くするものと知ってはおりましたが、これ程までとは…。


たちが悪いのは、表の顔が敬虔な信者であり社会的にも認められた立場なので、

犯罪者を疑いもせず、支持する人間が多くいること。


この作品や『イテウォン殺人事件』『殺人の追憶』など、未解決のまま捜査がうやむやになってしまったり、

打ち切られてしまった事件に、もう一度人々の関心を向け社会を動かしていくことが出来る映画は

偉大だな、と思いました。


全く娯楽にはなりえないと思いますが、なければならないジャンルなのでしょう。


この作品の映画化を熱望されたというコン ユさんもやはり、素晴らしいかたでいらっしゃるんだろうなと

思います。


一方、ここまでしないと動かない社会や法律って…。


事件の起こったのが『霧の町 霧津(ムジン)』というのが、またなんとも皮肉と申しますか…。

(作品の中だけであって、実際は違うのかもしれませんが。)


これからご覧になるかたがいらっしゃいましたら、

是非とも目を離さずに観て頂きたいシーンがございます。

裁判の中で双子の校長と行政室長を、ヨンドゥが見分けるシーンでございます。


ここはちゃんと観ておかなきゃです!

劇中で流れたチョ ソンモさんの歌、CD持ってます。

チョ ソンモさんは、10年ほど前でしょうか、ワタクシが初めて興味を持った韓国の歌手のかたです。


何故あの歌が使われたのかな?


どこまでが事実なのかは分かりませんが、もしかして実際にあの歌が流れていたのかな。


だとしたら…。


もう聴けません。


あーなんか、文章が上手くまとめられません。


映画を観に行った日、「映画観て~ショッピングして~ネイル行って~♪」と浮き足立って

出掛けたのですが、鑑賞後はそんな浮かれた気分もどこへやら。


作品のことがずーっと頭をもたげていました。


今はとにかく、韓国のどこかにいる被害者の子供達に、もしかしたら韓国以外の場所にもいるかも

知れない同じ傷を負った子供達に、その傷を消せるだけの幸せが訪れることを願って止みません。


さて、ここまでの2012年・迷走者的映画ランキングでございます!

1  トガニ 幼き瞳の告発

2  レイトオータム 
3  サニー 永遠の仲間たち
4  青い塩
5  天使にラブソングを2
  天使にラブソングを

7  ブタがいた教室
8  かもめ食堂
9  哀しき獣
10 南極日誌
11 痛み
12 息もできない
13 冷静と情熱のあいだ
14 貞子 3D
15 ゴースト もういちど抱きしめたい
16 バベル
17 ラフマニノフ ある愛の調べ
18 ポエトリー アグネスの詩

オレンジ→劇場鑑賞、薄紫→自宅鑑賞)


予告で『神弓』が流れました。


原題は『最終兵器 弓』。昨年末の韓国旅行の際、飛行機でちらっと観たなー。


公開されたら観に行けるかなー?