韓国映画『息もできない』を観ました!
- 息もできない [DVD]/ヤン・イクチュン,キム・コッピ,イ・ファン
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
とっても「痛い」作品だと思いました。
「イタイ」のではなく、「痛い」です。痛烈に。
映画を観て幸せな気持ちになったり、感動して涙が出たり、何か教訓を得たりというメリットを
求めてしまうワタクシには向かない映画かも…。
高い評価を得たそうですが、好き嫌いがはっきりする作品だと思います。
先月観た『哀しき獣』もそうですが、こういうダークな作品となると、
どこまでもダークになるのが韓国映画なのかな、なんて思ったりします。
暴力も流血も容赦ないです。
美男美女や溢れる笑顔を期待して観る作品とは対極にある映画。
それでもやはり、サンフン(ヤン イクチュンさん)やヨニ(キム コッピさん)の視線は
強烈に脳裏に焼きつきます。
映像・ストーリー共に全体を通して暗いのですが、その中でヨニのピンクのカーディガンが印象的でした。
強く気丈なヨニも一人の女の子なんだ、と思い出させてくれるアイテムのような気がして。
いつかヨニが報われて、幸せになれる日が来るといいな…。
あと、サンフンやヨニがそうだったように、人はやはり『泣ける場所』が必要だ思いました。
娯楽映画ではない(←あくまでも私個人の意見ですが!)と思いますが、
鑑賞してからしばらくいろいろと思い返したり、考えたりしました。
観た直後、率直に何かを感じるのではなく、後になってからじわりじわりと伝わってくるものが
あると言いますか…。
だからこそ、高く評価されたのかな。