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2012年・初映画館へ行ってきました!

韓国映画、『哀しき獣』を観に行ってきました!



うたえ!迷走者!


ハリウッドでのリメイクも決まったという作品です。


ハ ジョンウさん演じる朝鮮族のグナムが、借金のため、そして出稼ぎに行ったきり連絡のつかない妻を捜しに

韓国へ密入国します。


流血モノが苦手なかたは直視し難いシーンがほとんどかも。


凶器が斧って、恐ろしさ割り増しだな…と感じました。


プサン中心部の大通り3kmを封鎖して撮影されたカーチェイスシーンには、

50台の車両(うち20台が廃車)、150人以上のスタッフ、13台のカメラで挑んだそうです。


とにかくスケールがでかいってことだそうです。


ストーリーはと申しますと…。


ちょいと複雑で、ワタクシは理解するのに時間がかかった部分もございました。


全体の流れというより、シーン毎の状況に胸が痛くなったり涙が出そうになりました。


密入国する人々が壮絶な道程を越えていく、もしくは超えられなかった姿。


追ってくる警察を振り切ろうと山へ逃げ込むグナムの強固な意志、

無我夢中で止血しながらも込み上げる涙を止められない姿。


決して後味の良い映画ではありませんでしたが(私には)、

夜、寝る時にもいろいろ思い返したり気になったりして、胸がざわざわしていました。


朝鮮族とは、中国で生まれ育ち中国籍である朝鮮民族の人々のことです。


映画を観ていると中国・延平での朝鮮族の暮らしは厳しいもので、

必死で生きているという印象でした。


あまりいい暮らしをしていなかったり、中国人からも韓国人からも蔑まれたり。


しかしこの映画を観た日、帰宅してから朝鮮族について検索してみましたら、

悲壮なことばかりが書いてあったわけではありませんでした。


今、私がアルバイトをしている韓国料理店の厨房には以前、朝鮮族の男の子がいました。


私が通うようになってから姿を見なかったので、どうしたのかな、と思ったら、

辞めてもらったそうな。


なんでも、驚くほど仕事をしなかったとか。


どういう経緯で彼が日本に来て、そして今どうしているのか…。


私が心配なんかしなくても大丈夫なのかもしれませんが、

この『哀しき獣』を観ていて、彼のことをちょっと思い出していました。


朝鮮族の歴史や現状をストレートに撮ったドキュメンタリーがあれば、

是非観てみたいです。