韓国ドラマの中でも、私が最も好きな「マイスウィートソウル」。

その原作本を読みました。
(勿論、日本語に翻訳されたものですが!)


マイスウィートソウル/チョン イヒョン

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マイ スウィート ソウル DVD-BOX I/チェ・ガンヒ,イ・ソンギュン,チ・ヒョヌ
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書店で偶然発見し、思わず

「あああ~っ!!」

と声を上げてしまいました。

すぐさまレジへ! と思ったのですが、入荷してから長く時が経っていたのでしょうか、

折れていたり背表紙が痛んでいたり…。

大好きな作品だからこそ、良い状態のものを手に入れたい! ということで、ネットで注文~!


450ページ! 


ここ最近、こんな分厚い小説は読んでおりませんでした!


こちらは2005年10月末から2006年4月にかけて、

韓国の最大新聞である朝鮮日報に連載された作品です。


それまで韓国の新聞連載小説と言えば、中高年男性をターゲットとした歴史小説が主流だったそうですが、

その書き手に若手女流作家が抜擢され、話題を呼んだそうです。


更に、率直な語り口と絶妙な心理描写が幅広い世代の心を掴んだのだとか!


私はこのドラマが大好きです!


取り立てて目立つタイプではなく、ごく平凡な毎日を送っている32歳の独身女性、オ ウンス。


平凡=幸せかと言うと、勿論そうではなく、

結婚や仕事の事など、悩むことはそこそこあり…。


しかし、それを打破するだけの自信や勇気ががっつりあるわけでもなく…。


「迷走」しながら生きる道をさがす、ウンス。

立場はいろいろあるけれど、ウンスに共感する女性はきっとたくさんいるんじゃないかな。


ドラマではウンスをチェ ガンヒさんが演じていらっしゃいました。


ちょっと猫背だったり、一人暮らしの部屋は散らかっていたり、

着る服もキメキメではなかったり、お人よしだったり…。


とても親近感があり、いとおしく感じるキャラクターでした。


そうそう!


ウンスが疲れて帰宅し玄関で靴を脱いだ後、

服に手を突っ込みブラだけ外して脱ぎ捨てるシーンがあったのですが、


「解る解る! そうしたいよね~!」


と激しく頷いたのを覚えております!


それから、過去にも書いたことがございますが、

このドラマにキム ジェウクくんが一瞬登場するシーンがございます!

(詳しくはこちら へどうぞ!)


原作とドラマでは少々異なる部分もございますが、

私はどちらも好きです。


原作者さんの文体なのか、訳者さんの文体なのかはわかりませんが、

硬すぎず柔らかすぎず、重すぎず軽すぎず、

内容に合ったとてもいい文章だと思いました(←素人の超個人的意見)。


この作品を読み終えて、自分の人生にとって何か答えや指針を見つけられるか、というと、

そうではないのかもしれません。


ウンスや自分を含む悩める女性が、

少しずつでも、それぞれ目指す場所に近づけるといいな、という気持ちになりました。