前回の続きでございます。


キム先生と私とおじさまで事務室に向かう間、先生が私にハングルでお話をして下さいました。


「ハングルを習ってどれくらい経ちますか?」


「ハングルを勉強しようと思ったきっかけは何ですか?」


実は私はNHKハングル講座以外で、ハングルを「習う」のはこの日が初めてでした。


「今までハングルを習ったことはなく、独学で10年ほど勉強しています。」


「初めて韓国旅行をした際、ハングルの文字に興味を持ち、

これを読めたら面白いだろうなぁ、と思い勉強を始めました。」


とお答えしたのですが、やはり「考える」だけでなく「口に出して話す」という行為に慣れておりませんので、

なかなかすらすらとは話せませんでした。


そして、私の返答に先生は「すごいですね!」等おっしゃって下さるのですが、

謙遜ではなく本当に拙い私のハングルですので、


「いえ、そんなことはないです!」


と答えようと致しました。


しかし!


日本語の「いえいえ!」を言い表そうとしたのですが、口をついて出たのがそのまま、


「いぇー、いぇー!」


これでは肯定をしていることになります!

(ハングルの肯定は「イェ」「ネー」、否定は「アニエヨ」です。)


あー!違うー! 


と思っても、


「いぇー!」


と言ってしまう私…。


やっぱり語学は「話す」ことに慣れないといけませんね…。


楽しく会話しながらも人知れず自己嫌悪に陥りつつ、事務室に到着。


先生が、私の「子連れ受講」について事務室の方にお話して下さいましたが…。


結論は、

「授業の間、図書館や食堂などで待っていられるなら問題ありませんが、

同室に入るということは、他の受講者の方々にもご迷惑になるかもしれませんので、出来ません。」

とのことでした。


さすがにしぃ・なぁは別の所で待てないでしょうし、私もそれは心配です。


残念ながら受講ならず…。


「娘達だけで待てる歳になったら、受講しに来ます。」

とキム先生にお話しましたら、先生も

「待ってます。また来て下さい!」

とおっしゃって下さいました。


短い時間でしたが、キム先生の講座を受けて、

感覚的にとても合いそうな先生!この先生に習いたい!と思えたので、本当に残念です。


ほんの少しでしたが、ハングルで会話する時間を持てて、楽しい一日でございました!