映画「あなたを忘れない」を観ました。
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この映画の主人公は、2001年、新大久保駅で線路に転落した人を助けようとして、
ご自身の命を落とされてしまった韓国人留学生の李 秀賢(イ スヒョン)さんです。
映画はドキュメンタリーではなく、事実を基にしたフィクションです。
鑑賞後、いろいろなサイトでこの映画についての批評を拝読いたしましたが…。
残念ながら、良い感想をお持ちの方は少ないようです。
確かに、いくら日本人が恥ずかしがりだとしても、目の前で起きた事故に対して
ここまで非情ではないのでは?とか、突っ込みどころも無くはありませんが…。
でも、私はこの映画を観てよかったと思います。
私はもの凄い愛国心を持っているわけではありませんが、
外国の方が日本に興味を持ち、日本を好きになって下さることはとても嬉しく思います。
劇中にもありましたが、せっかく好きになった日本を嫌いになってほしくありません。
国に対する好き嫌いを左右するのは、色々な要素があると思いますが、
やはり「人」が締める部分が大半なのではないのかな、と思います。
そのためには…、ということを考えさせてくれる映画だったように思います。
スヒョンさんのお父様(チョン ドンファンさん演。「冬のソナタ」を始め韓国ドラマではお父さん率高し!)の
台詞で、とても心に残ったものがあります。
一つだけ大切なことがある
感情に流されて 色眼鏡で物を見るのは
いけないことだ
映画鑑賞中は、「国に対する印象」のことを言い表しているのだろうな、と思いましたが、
鑑賞後、この映画を批評を読んでいる時にも、この言葉が浮かびました。
エンドロールで流れた槇原 敬之さんの「光~あなたを忘れない~」という歌はとても良かったです!
イ スヒョンさんを演じていらっしゃったのは、イ テソンさん。
「以前韓国ドラマで観たことある方だ!たぶん、悪者!」と思い、調べてみましたところ…。
イ ジュンギくん主演の「犬とオオカミの時間」にご出演でした。
作品名や役名は分からないのに、「悪者」と言うことだけが私の頭にしっかりインプットされていたのでした…。