親との関係については

子どもの頃から悩んだし考えたし

思いつく限りのことを、やってきました。


できるだけ、大きく波風立たないよう

彼らが傷つかないよう

最大限の気を遣って。



  

それでもそんな甘いやり方では

全然意味がなかったし


もっと早く思い切って

ちゃんと捨てられたらよかったのに、

とも思いました。が。



まぁ、無理だった‼️

わたしは十二分に頑張ったと思う。



そして何より一番よかったのは

わたしに子どもがいたことでした。



その子どもが、毎日とても楽しそうでさぁ。

とても愉快に過ごしているし

見ているわたしも、落ち込んでいても愉快で楽しくなっちゃうくらいに明るくてひょうきんで



あれ?



私の子育てって、最高じゃ❓❓

子どもって、優しい笑い泣き



私の育てられ方は

異常に厳しすぎたけど

あれって、別に必要なかったんじゃ❓❓



って思ったところがキッカケでした。

そうだとは思ってたけど

そこまで自分を信じきれないところがあった。



親には否定と非難ばかりを

存分に浴びせられてきたし

「家庭」はわたしが一番苦手な場所だった。



子どもの頃は何もかも管理されていて

色んなことに口を出されて



親のコントロール欲が…というか

私こんなに上手に子育てしたのよ!


と言いたい顕示欲が強すぎて

閉口してました。



って言ってる時点で私は私で

親のことをかなり馬鹿にしていた。



立場も力も上だから

絶対に勝てない。



だけど、



あちゃー…こいつ

イッちまってんなえー



と思ってたんだよね。

相手も薄々気づいてるから

余計にキツく当たってくるのも分かってた。



この前親と多少やりとりをして感じたのは



「私にどう対応していいのか

 この人たち、分からなかったんだ」


「子育てに不安で自信がなかったんだ。」


「だから、自分で考えて決められず

 宗教に頼ったんだ。」


ってこと。

そしてわたしとの話は

一生通じないと、分かった。




今までも分かってはいたんだけど

それでも!話せば分かってくれるでしょ?



みたいな、期待があったのだと思う。



結婚して知った、世間によくある

平和な親子関係に憧れてたし

相手はそんなような対応をしてくるから



自分の感覚が信じられなくなっていた。

だけど、もうどうにもこうにも

我慢の限界だったから、最後に試した。



結果はもちろん、自分が正しかった。

彼らは話して意味のある相手ではなかった。



ここまで読むと

「親に期待しすぎだろ!」

って思うかもしれない。

私も何回も思った。



だけどさ、始めに期待してきたのは

向こうでね。



振り切る努力も虚しく

世間の追い風はわたしには向かい風。



自分の子どもが小3になったというのも手伝って

やっと、自分にとって正しい判断ができたと思ってる。



今までは分が悪すぎた。

だって私の味方なんて、わたししかいなかった。



周りの大人も全員

わたしを説得しようとしてきた。



学校の先生、宗教の教会の先生

地元の友達やおば。



わたしはよく頑張ったと思う。



それで思うのは

子どもって、親よりも全然

親のことが好きなんだよなってこと。



私は自分の子どもに

それを教えてもらった。



自分の「子ども心」は痛んだけど

「親の存在」が私を傷つけ

前に進ませない壁になっていることは

もう死ぬほど分かってたから、捨てた。



これまでそう出来なかったのは

罪悪感のせいだった。



だけど、親を捨てないと

本当の自分になれないと思った。



わたしが可哀想すぎると思った。



これが私の親離れで

自立ということなのだと、感じた。



遅い!



とも思うけど

本当の意味での親離れって

けっこうみんな、できてないんだよ。



結婚生活に

親の価値観が紛れ込むのは仕方ないにしても



それに気がついて自分で選択し直してる人

男も女もどれくらいいるかな?



ナチュラルにできるのは

健全な人。



気づかないうちに影響を受けていて

当たり前なのだから



全部自分で描き直す!

ていう、決意が自立は第一歩なんじゃないか。



仲良し親子に憧れてたけど

まあ、私にはムリ。



だけど、わたしはわたしの家族を選んだ。

わたしは、わたしを選んだ、親よりも。



そして、私と子どもは今のところ

けっこう仲良しだと思うニヤリ




だからここからが、わたしの本当の人生。




ややこしい初期設定だったから

オールクリアできないところもあるかもしれん。



だけど、気がつくと思うから。

ひとつずつ、全部、わたし好みに変えていくだけ。



私は私の言うことを

一番優先しようと、誓ったんだ。



2022年8月

時代も私の決断を、後押ししたように思う。



なんだかわからないけど

そんな気がする。



親のことを憎むこと、恨むこと、

金払え!と言うこと

そして捨てること



わたしはこんな自分を許せた自分を

誇りに思うんだ。




分からないなら

あなたは恵まれている。