写真は、食べかけランチで失礼します。
前に作って冷凍してた
鯖カレーランチが地味美味かった♡




しかしこの魚全開の味、家族に超絶不人気で!


子供は匂いでアウト。

一切手をつけず
「オレ、唐揚げ食べよーっと」。

ダンナはダンナで
「イメージと違う…」と
一応食べたけどそれ以上ふれず。

たくさん残ったので
保存バッグに入れて冷凍してました。
(カレー冷凍したの初めてだった)

そして私のランチになるわけだけど

もはや何のカレーかも忘れてたのに
意外と美味しくて「これはうまい!」
と、食パン3枚が消えました。

私には美味しいけど、家族に不人気、
ってこと、我が家では結構多い。

でも基本、ご飯は
私が食べたいものを作るようにしてます。
(じゃないと失敗して変なものができあがる)

子どもの頃、
母が食べ物にもしつけにも超うるさくて

「出されたものは、何でも残さず感謝して食べなさい」

って方針で、食べ終わるまで
トイレに行ってもダメだった。

おやつはほぼ、手作りか生協のわかめせんべいとかで、友達が来た時には恥ずかしかった。

生協の栄養おやつ、美味しいんだけど
親の食へのこだわりの異常さが
こどもとしては恥ずかしかったわけ。

そして、当時の母の手料理は
まずくて量も多すぎて
小学生の私たちには、ほぼ拷問。

毎日野菜炒め。
しかも大きく切りすぎた野菜は半生。

薄味意識しすぎて、もはや味がしないし
塩や醤油を足すことも、体に悪いからって禁止。

ほぼほぼ、うさぎのえさやんけ!
とは死んでも言えないムードで
残さず食べろ、さっさと食べろの圧がすごい。

だから、母が疲れて
「ちゃんと食べなさい!」っていうのをあきらめるまで、ダラダラ時間稼いでやりすごしたり
(1時間以上座ってた)

鼻をかむふりして口の中のものをティッシュに包んで捨てたり、母の目を盗んで弟のお皿に移したり、色々頑張ってた。

7歳下の弟は、猫みたいによく
カーテンの影に吐き出していて、
何日か後に見つけた母に怒られていた。

それくらい、食事の時間は厳しかった。

そんな意識高い系お母さんに
・野菜多め・薄味・市販のおやつ禁止
で育てられた我が家の子どもたちは、全員アトピーでした。

…これ、意味あると思う?
管理されすぎのストレスを体で表現してたよね。

普通に考えて、まずいものを
「全部食え、しかも感謝して」
とかって、絶対無理でしょ!?

感謝どころか憎悪の念しか湧いてこない。

しかも、子どもたちが残したのを
結局母が食べるから

子どもの痩せ体型に比例して  
母だけ太ってゆくいう状況にも怒ってて

「あんたらが残すから私が太る!」

毎日毎日言いつのる彼女に、私は

…この人アホなんじゃないかな?
だったら食べなきゃいいのに…って思ってた。
(子どもって正直♡)

何かを目指して真面目になりすぎると
人はギャグになっちゃう。

大学出てても関係なくて
母は学力は高かったのかもしれないが
(〇〇女子短大を首席で卒業したのが自慢だった)

私から見ると、ちょっとアレな人でした。

そして私も親になり
家族にご飯を作る立場になった時、

「一生懸命作ったんだから食べて!栄養も考えたのよ!」

って、はじめは言っていたわけです。

好き嫌いはよくないし、全部食べさせなきゃ!
って無意識に親のマネをしていた。

なんかがんばって
栄養ありそうなもの作ってたんよね。

だけどさ、自分が一生懸命作ったものを
まずっ!とか言って嫌々食べてるのを見ると
本当に悲しくなるわけです。 
 

怒りたくもなる。

しかもさ、自分で食べても
あんまり美味しくないわけよ。

この頑張りって、意味あんのかな?
って思ったよ。

「これ美味しい!食べてみて?」
の方が人として真っ当だろって思ったよ。

ここまでしてまずいもの食べさせるのに
何の意味があんのよ?って。

そもそも栄養って、ほんまに栄養なんか!?
とまで考えた。
だって、嫌々食べる食事に味なんかないもん。

前にママ友が

「子どもなんて、何かしら食べとったらええらしいで」

と言っていたのを思い出して
ムリして手料理を食べさせることをやめたのは
小学校入学直前、約3年前かな。

次に、栄養を考えすぎるのもやめた。

自分だって日によって
食べたいものが違うわけだから
食べたくないものをムリして食べるなんて
苦痛でしかない。

そもそも「これおいしい!」「おいしいね!」
って言いながら食べたいじゃない?

まずいもの食べるなら死んだ方がマシだし
まずいものムリして食うなら空腹の方がマシ

って思ってた子どもの頃を思い出した。

しかも今、おいしくって栄養のあるもの
たくさんあるし。
(レンチンからあげとかジュースとか)

そして私は子どもに
「残さず食べろ」と言うのをやめました。

これムリ!と言われたら、
じゃあ食べなくていいよ。と言う。

私に元気があれば一口食べてみ?と言うし
スープ(味噌汁)だけ飲んで?とはよく言ってる。

子供も頑固だし
私も酒のつまみばっかり作るから、仕方ないよね。オムライスとか、なかなか思いつかないもん。

今は給食もあるし、
甘いおやつもそんなに食べないし
なんといっても本人、元気そう。

てことで、今では
「私が食べたいものを作る」
というのが、私の食事作りの基本です。

最近、子供とふたりで
鳥皮を焼いて塩したやつを食べるのが好きです。
…酒のつまみ。

と言いつつ、野菜たくさん食べられるように
とは考えちゃう。

だったら毎日ナムルでいいだろ!
と思うけど、こっちも毎日ナムル作る気にならなかったりして。

人って気まぐれなものだし
だから人なんだよね。

余裕があったら
美味しくて栄養満点な料理も作れたらいい。

だけどそんなの、望みすぎ。

家で食べるご飯は
「お腹すいたー!」ってわしゃわしゃみんなで
あるもの食べたり、パパッと作って食べたりで
十分ではないですか。

長くなったけど
「これ食べたい!」と「これはうまい!」が
あれば、そんなに考えすぎなくても楽しめるかな、と思いました。

しかし、1日1回でも毎日作ってれば
それなりに作れるようになるからスゴい。

主婦10年近くやってたら
手抜きも上手くなったかも?

いや、自分の気分を
ちゃんと分かるようになったんだ。

できるだけ、その気分を尊重して
動けるようになったんだ。

それができれば最強だけど
家の中ではそれが一番難しい。

女の機嫌ひとつで家庭のムードが決まるから
自分のご機嫌取りが、やっぱり最優先。

だからわたしは「これはウマい!」って
毎日言いたいと思うのです。



ある朝のピザ、生地が生焼けだったので

フライパンで蒸してみた↓


まあまぁ火が通った、かな??ひらめき




台所は実験場。


私の口から

「これはウマい!!」が飛び出たら

その日は最高にラッキーなのです。