日曜日の病院は静かです。
今日は日曜日なので入浴はできないと聞かされ、ショックなような安心なような…
でも1日数回も日記書けるなんて、調子良くなってきたかも。
今は、麻酔が抜けかかった顔のあちこちが小さく痙攣してこそばゆい感覚を味わっています。
わたしの体がわたしの元に戻ってきつつある感覚。
お昼過ぎに夫が来て、口が開かないなりに色々おしゃべり。
また夜来るわ。(家が近いんで行き来はわりと楽)
と帰っていったので、
私は歯磨きをしたり水にむせて死にそうになったり(上下の歯を噛み合わせたままむせるのってほんっときついの、涙)、
運動不足を気にして四股を踏んでみたり、コインランドリーに洗濯に行って、一階分の階段に疲れ果てたりしていました。
夫の顔を見るとやっぱり嬉しくて、帰った後でも気分が明るい。
子どもにも、そろそろ会いたい。(2歳半男子、おりこう、めちゃくちゃかわいいイケメンじゃないけど)
体のしんどさで、正直子どものこと思う余裕すらなかったので、これは回復の証拠
子どもは夫の実家で過ごしています。
昨日夫が訪ねたら、芋をたくさん食べて少し太ったと言ってました。
おじいちゃんおばあちゃんがべったり可愛がってくれているようでありがたい。
ですが、ね。
預けに行った当日。そんな雰囲気じゃ全然ありませんでした
義父と義母が何やらケンカをしていて
「あんたはいつも何にもしないじゃないの!ほいほい引き受けといて肝心な時にはどっか行っちゃって。結局あたしが全部面倒見ることになるんでしょ?!もうイヤなのよ!」
と叫ぶ義母。スルーする義父。
…うわ〜 でもたしかに。結局は義母が面倒見てくれるわけでね。
何があったから知らないが、こういう喧嘩はどこの家でも多かれ少なかれあるのでしょう。
子育て真っ盛りで身に覚えがありまくりの私としては、お義母さんすみません…やっぱりいいです、
と言いたい気持ちになったのですが。が!
ちょっと待てよ自分
よう考えてみーや
義父母のケンカは私には関係ない。
しかも義母だって、最終的に
「できることはするわよ。だからタロウの面倒は見てあげるわよ。」
って私に言ったじゃん!
今さらムリだと言われても、こっちがムリです。
なので…
気にしないことにしました
その後お説教はあったけど最低限でスルー。
わたし、7月に1人でハワイ旅行に行ったのですが、子どもにとってはその時以来の1人祖父母暮らし。
前は5日間でしたが、今回約2週間。
(入院10日間の予定なので余裕もって)
で、前回熱は出したけどあとは大丈夫でした。
色々しゃべれるようになって、祖父母を好きになって帰ってきたと思う。
だから、今回も全然心配してないです。
心配しろよ、みたいにたまに言われるんだけど、落ち着いて考えてみても心配するところがない。
夏に入院した喘息だけは気になっていたけど、必要な薬は全部あるし、呼吸苦しそうになったら病院連れてってもらえばいっか、と思ってあまり気にしませんでした。
***
義父が癌らしいと聞いたのは、約1ヶ月半前。
「私の入院時に子ども預けてもいい?」と聞いている最中。
義父が建て、夫が買い取った家が賃貸契約され、私たちが大家になると決まった頃でした。
息子大好きで、私と結婚する少し前まで息子(私の夫)と2人で暮らしていた義母。
私と結婚した後もちょくちょくうちに来ていましたが、私が口出しやめてほしいと言ったので、今はほとんど行き来しません。
なので、子ども預けるって話も当然、私からじゃなくて夫がしました。
だって夫の子どもでもあるし、彼らの孫じゃん。
いつもいつでも私が頼まなくちゃいけないとは思わなかったし。
ま。
ここ最近の展開に、義母は思うところが色々あったのでしょう、ていうか、ないわけがない。
義父は先日、癌ステージIIIの判定を受けました。
俺はいつ死んだっていいよ、延命治療は金がかかるし
って言ってたらしいけど、孫と遊ぶのが楽しいみたいで、
こいつが大きくなるまでもうちょっと生きるか
って言い始めたらしい。
孫効果、絶大
サプリメントの蓋を開け、中身をフタに盛ったよの図。
注射器は喘息の薬飲むのに使ってるんだけど、やはり遊びに使っていますよ。
だからなんだっていうとね、
私の入院は多少家族に迷惑かけたかもしれないんだけど、
じじばばと子どもがべったり一緒に過ごすのも、たまには悪くないと思うんです。
同居してないし。
そしてわたし、自称優しい嫁だけど、嫌なことはしないと決めているので、家族で夫の実家に遊びに行ったりはしない。
(話が合わないしお説教とネガティヴネタ多すぎて疲れるから)
こんな自分を、偉そうだなー、と、思わなくもないんだけど、
子どもにも、義父母にとってもいい機会だったんじゃないかなって思ってます。
タイミング的にもね。
子どもの生命力ってすごいから、年寄りほど触れた方がいいと思うし。
近所のお年寄りに、うちの子どもは大人気です。
きっといい作用があると思ったんだよねー
自分の都合ありき、なんだけど。
でも、人にとってもちょうどいい。
自分がしたいことを推し進めるって、結果としてこういういい作用を生むのではないかと疑いを持っているので、私は思い通りに生きようと思う。
タイトルの答えとしては、子どもの人間力を信頼してるから、ってことです。
日ごろ子どもを見ていて、
やっぱり自分より新しい人類ってすごいと思う。
するっと馴染んで、あっさり捨てて、気に入ったものはとことん握りしめて。
危機管理する大人は気を使うけど、2歳半過ぎたらある程度自分で分かってるから大丈夫だと思った。
自分のこともよく分かってるし。
「ママ、2週間ほど入院するんだけど、その間ひとりでじーちゃんばーちゃんちに遊びに行こっか。じーちゃんもばーちゃんもなんか色々心配事があって落ち込んでるみたいだから、タロウ、頼むね。一緒に遊んであげてね。」
って言ったら、うん!て言ってました。
だから、彼は大丈夫。
…うまく書けた気はしないけど、言いたいことは書いた