すっかり遠ざかっておりました。

久し振りに開いてみたらコメント頂いておりました。

皆様、ありがとうございますニコニコ


父の認知症は本当に穏やかな進行で

世の中には人格の変わってしまう方もいて

傷つくご家族も多い中、多少私の名前等も消えますが

すっかり存在の消えた弟に比べれば、名前を忘れるくらい平気です(笑)


いつも「貴方の妹は元気かい?」と名前の消えた妹のことを気に掛けます。

「元気だよ、今日は仕事だから来られない」

「そうか」



「貴方の妹はどうしてる?」

「元気だよ、今日は仕事なの」

「そうか」



「貴方の妹は・・・」


これが数回繰り返された後に 私からの衝撃の告白。

「パパ~、私には妹がいますが、もうひとり弟もおります」


えええっ!!!!!


このリアクションにはこっちも<びっくりです叫び


「あなたには長女の私の他に次女と、それから長男がおります」

「この長男には子供がおりまして、あなたには孫が二人もいるんです」



晴天の霹靂のご様子


まぁ確かに滅多に面会に来ないので忘れちゃうのも仕方ありませんが・・・
暫く考え込んでおいででした(笑)

「パパ~、○○と○○(←孫)は、パパのこと‘ジイジ’って
いつも呼んでるじゃないの」


この‘ジイジ’が何やらツボにはまったらしく

暫く一人で笑っておりましたグッド!




自宅介護時は私が介護鬱でおかしくなり、

父に優しい言葉を掛けることも出来ない程に。

そしてその罪の意識からますます欝が悪化。


その頃の生活を思えば、今は本当に幸せです。

どんどん思い出が消えていくようですが

少し前に行った回転寿司は覚えていて「ここ、来た事あるよね?」って。


少しづつ大事な思い出が消えても回転寿司に来たことを覚えてる間は大丈夫だねって

みんな、そうポジティブに考えています♡




今、我が家の最大の問題は認知症の進行が速度を増し始めた母の方です。

こちらはもともと自分中心に地球が回っている方なので厄介ですドクロ

絶対に認知症の検査を拒み、お医者様にお願いしても、先生がその話を始めると
「今日は予定がありますので」と言って逃亡を図ります。

早めに申請して特養の申し込みをしないと、この辺りは2~3年待ちが当たり前なので。



ああ、梅雨の雨と一緒に綺麗さっぱり嫌なことが洗い流されて

穏やかな生活になって欲しいものです。

そうでなくてもこの年齢で再就職先探すのは大変なのに(;_;)


今日、父の面会に行ったら

「この子がね~かわいそうなんだよ」と。

「この子」とは父の枕元に置いている犬のぬいぐるみ。



この子は最初から連れてきていたわけではなく

あとから入所された方が女の子のお人形をいつも大事に抱っこしているのを見て

自分も抱っこしたくなったようであせる・・・

うちにお人形さんなんてないから~

っていうので数少ないぬいぐるみの中から選ばれし子犬。

(いつも我が家ではこの子のお腹でTV画面を拭いていました叫び


その子犬のぬいぐるみがどうしたのかと聞いてみると

「じっとしていて可哀想なんだよ」と。

そりゃ~ぬいぐるみだもん、じっとしてなきゃ怖いよと思いつつ

「可哀想なの?」と問うてみる。

「僕がさ~寂しくないようにってじっとそばにいるんだよ」

「きっと本当は好きなことしたいはずなのに我慢してるんだ」

「遊びたいはずなのに、僕のために申し訳なくってね」ときたもんだ。



な~~~~んて可愛いの~~~~~♡



パパの事が好きだから、傍にいたいんだって。

だから居させてあげてね。


って言ったら

「そうなの?なんだか申し訳ないな~」だって。



アルツハイマー型認知症 要介護2 の父の日常は

今のところ穏やかな愛に包まれています。


同じこと何十回も聞いてきますけど!!!!!!!!





すっかり遠ざかっておりました。

たま~~~~~に
ゆる~~~~~く

気持ちを綴ろうかと

何度目かの決心をしました。


宜しくお願いします。



ほんとにゆるいです(^^;