ご覧いただきありがとうございます。
今回は失礼な発言もあると思いますが、本音で語ってみたいと思います。主な話題は、結果に対する受け止め方です。
今回のR3-3を迎えるにあたり、懸命に努力している方々が多く見受けられたと私は感じました。R3-2の難化が一種の起爆剤となったのかも知れませんね。
これに関してはもちろん、素晴らしいことだと思います。
チャレンジャー・リピーターを問わず、何か奮起するような材料があるならば、受験そのものに対する意義が深まると思うからです。それは、漢検1級の世界に対する学習がより深まったり、目標を達成した時の喜びがより深まったりするという事です。
本来ならば、上述のようにプラスの喜びを味わう事が受験をする上での大きな醍醐味だと思うのですが、それを履き違えている方も中にはいらっしゃるようです。この場で特筆したいのは、結果にこだわり過ぎている人についてです。
合格・高得点など目標を持つことは素晴らしい事だと思います。しかしながら、それを達成出来なかったからと言って、引きずるのはどうかと思います。
例えば高得点を目指していた人が、
「努力したのに…ケアレスミスが色々あって不本意な結果だった」と未練たらしく言っても、あなたより努力していて更に悪い結果になったという人だって必ず居るでしょう。こうした勝手な発言はそうした更に頑張って来た人達に対して失礼だと思いませんか。
「誰しも努力はして来ているんですよ!」と私はそう言いたい。それが結実するかどうかは分からない。それでも不確かな未来に向けて努力を重ねるんです。掛け替えの無い時間を割いてね。
だからこそ、受験者の方々には前向きな気持ちで学習に臨んでいただきたいですし、他の方々の努力を踏みにじるような発言は控えていただきたいと思います。
目標の達成にあくまでこだわる、それはアスリート的な精神を感じますし、気高いように思われます。そうした方々へ最後に。
「目標に向けてストイックに学習するだけの根性があるならば、何故それを達成出来なかった時に不満を堪える根性はないのか!」と。
漢検が一回きりで終わりならば、その気持ちは痛い程分かります。私も一緒に泣きましょう。しかしながら、まだチャンスはあるじゃないですか。
つまずいて立ちどまり、泣き言を言う暇があるなら気分転換の一つでもして前に進んで下さいよ…。
慰めの言葉など期待せずに、次はどうすれば良いかを考える事出来る人が立派な漢検のアスリートなのだと思いますよ。
偉そうな事を散々言ってしまい、失礼しました。私自身はのんびりと楽しく受験出来れば良いと思っている人間なので、見当違いな事も言っているかも知れませんが、今回は本音をぶつけさせていただきました。
どんな形であれ、漢検1級の受験を続けている皆さんには敬意を表しているつもりです。「どうせなら楽しんでいきましょう」というお話でした。