サウジアラビア回想録・meimeifinklのブログ

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現在は日本在住です。
既に過去のことになってしまったサウジ生活。
あらためてもう一度最初から、砂漠での経験談を綴ります。
アラブのいろんな話と
サウジアラビアでの仕事の回想です。

まず先に、昨今のリーマ王女

 

随分前に紹介いたしましたが、

今も駐米大使としてご活躍のリーマ王女。

 

そして女性の活躍の場を広げるためにも、大きく貢献されております。

 

アラブニュース2023年7月26日より

リヤド:サウジアラビアの改革により、

女性は国の経済的将来への重要な貢献者となったと、

駐米大使のリーマ・ビント・バンダル王女が語った。

リーマ王女は、サウジ・ビジョン2030改革プログラムの導入以来、

王国でなされた進歩の一部を概説した。

リーマ王女は、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子率いる国家的アジェンダは、

包括性を最前線に置いていると述べた。

「今日、サウジアラビアでは、男性よりも多くの女性が高度な学位を取得し、

より多くの女性がSTEMに入学し、

中小の新興企業の40%以上が女性によって所有されています。

サウジアラビアでは今日、女性は同一賃金を享受しています。

「世界銀行は190の経済圏を調査し、女性のための経済的・社会的進歩の面で

サウジアラビアを第1位にランク付けしました。

“サウジアラビアにおける女性労働力の増加と民間部門への影響 “

と題されたアトランティック・カウンシルのパネルディスカッションで、彼女はこう語った。

しかし、リーマ王女は、まだまだやるべきことがあると語った。

彼女は、包括性を促進するために、より多くの女性が指導的役割を

果たすようにすることが重要だと述べた。

「世界人口の半分が女性であるにもかかわらず、

私たちが指導的地位や企業経営者、中間管理職に占める割合はまだわずかであり、

労働力全体に占める割合もまだ少なすぎます。

女性が成功すれば、すべての人が成功するのですから」。

彼女は、女性のエンパワーメントへの投資が不可欠であり、

昇進には男女平等を受け入れる必要があると語った。

「私たちは、より多くの女性がリーダーシップを発揮し、

道を切り開く必要があります。

中間管理職として仕事を続ける女性がもっと必要です。

より多くの女性経営者が必要であり、

女性の成功に焦点を当てたメンターシップ・プログラムが必要であり、

女性主導の新興企業に投資する人々が必要なのです」とリーマ王女は語った。

しかし、彼女はまた、教育や訓練へのアクセスを通じて、

そこに到達する方法の一つであるとも述べた。

「より多くの女性が教育、訓練、指導を受けることで、

私たちの目的地である、より大きな包括性への道が開かれるのです」。

彼女は、教育が競争の場を公平にし、

女性が職場で対等な立場に立つことを可能にし

、男女平等と公平性を育むと述べた。

「また、女性が経済的な生活をより自由にコントロールできるようになり、

家族や地域社会における経済的な意思決定に、より全面的に参加できるようになります。

「教育と訓練は、実際の生活スキルを身につけることだからです。

それは自信をつけることであり、女性が社会の中で正当な位置を占め、

完全な参加者となるための準備なのです。

私たちは、ジェンダーとビジネスをめぐる

文化的な態度や規範を変えることができるのです」。

リーマ王女はパネルにこう語った: 

「私たちは、女性を阻む偏見や障壁を取り除くことに貢献し、

次世代の女性たちが活躍できる世界を育むことができます。

そうすることで、より平等で包摂的な社会が生まれるだけでなく、

より豊かな社会が生まれるでしょう」 と語った。

 

そしてこちらはリーマ王女の実弟のフェサール王子。

※注;FAISALと書くと、普通ファイサルと読んでいましたが、

   誰かがフェサールで良いか?と訊いたら、

   それで構わないとご本人がおっしゃったので

   フェサールに統一されているようです。

 

この方、頻繁に来日されております。

 

サウジ版たけし城制作のための来日。

・・・で、たけし城はどうなったんだ?????

 

eスポーツで来日。

別途お忍びで来日したりもしている。

 

そして昨年4月に

 

神戸ビーフハラール認証!・・で来日。

ついにサウジで神戸牛が食されるようになりました。

 

2023/4/25

【神戸経済ニュース】神戸ビーフのブランドを管理する

神戸肉流通推進協議会(事務局・全農兵庫県本部畜産部)は24日、

輸出を開始したサウジアラビアの現地企業と、

神戸ビーフの輸出について正式に契約を結ぶ式典を開いた。

神戸ビーフをサウジアラビアに輸入するための商社を設立した

同国のフェサール王子(写真右から2人目)が来日し、

調印式に臨んだ。

フェサール王子と、神戸肉流通推進協議会の

神沢友重会長(JAみのり組合長、写真左から2人目)らは署名を交換。

式典には関係者など約30人が出席した。

 契約の内容は、イスラム教の教義に合っていることを示す

「ハラル認証」を受けた三田市の食肉施設で加工した神戸ビーフ150頭分を、

2023年に輸出する内容だ。

すでに2頭分の神戸ビーフを第1便として2月に発送していた。

署名の交換に続いてフェサール王子は、

今回の契約に基づいて第2便を発送するよう、

日本で輸出を担当するエスフーズ(2292)の

村上真之助社長(写真右)に発注書を手渡す場面もあった。

 調印式に続いて開いた歓迎式典で、フェサール王子は

「公式に日本から神戸ビーフを購入できることをうれしく思う」と述べた。

日本側の食肉加工施設がハラル認証を受ける必要性などから、

最初に神戸ビーフをサウジアラビアに輸入したいと考えてから、

9年が経過したという。

「何が起きても、(神戸ビーフの輸入に向けて)

ずっと日本とコミュニケーションをとってきた」

「この間に育んだ友情の強さも示している」と述べて、

今回の契約調印を歓迎した。

 歓迎式典には兵庫県の斎藤元彦知事や、

神戸市の今西正男副市長らも出席した。

神沢会長は記者団の取材に応じて

「サウジを拠点にアラブ諸国への輸出が増えることを期待したい」と語った。

牛肉の食べ方については、現地の伝統料理もあるが

「まずはシンプルにステーキで味わってみてほしい」と述べ、

改めて神戸ビーフの味に自信を見せていた。

 

神戸牛を試食するフェサール王子。

 

フェサール王子はゲーム大好き、しゃぶしゃぶ大好きなのだそう。

 

いいね、好きなことばかりで来日できて。羨ましい。

 

ゲームに関しての日本でのインタビューを一部抜粋しますと、

 

フェサール王子:

実は僕は単なるゲーマーなのです(笑)。たぶん生涯ゲーマーです。
 この仕事をやっているメリットは,家に戻ってゲームをプレイしていて,

妻に「まだゲームやっているの?」と叱られても

「いやいや,これは仕事ですよ!」と言えることですね。

(全員笑)

インタビュアー
 お子様は?

フェサール王子:
 あぁ……一番つらいのは,そこです。
 息子はいま5歳で,そろそろ6歳になります。

延々とゲームを遊びたがる年頃です。

ゲームを遊ぶのはいいのですが,

やめどきも教えないといけませんし,

時間のコントロールもさせないといけません。

妻と一緒に息子を教育しなければならないのですが,

でも実は僕も遊びたいのです……!
 毎回毎回息子に「もうこれで終わりだからね」

と言わなくちゃいけないときに,

内心ではずっと「一緒に遊ぼう!と,もっとゴネてゴネて!」

と考えています(笑)。

インタビュアー
 かなりダメなお父さんですね……。

フェサール王子:
 ゲーマーなので仕方ないです。

 

・・・・・

 

遊ぶことしか考えてない父親?

それが仕事に結びついているのが凄いわ。

・・・・・いやあ、良きお父さんを持って、

息子さん、将来はゲーマーでしょうか???

 

姉は駐米大使リーマ王女、

兄は駐英大使カリード王子。

凄い家族です。