各塾の合格実績。
御三家何名、灘何名、筑駒何名、渋渋何名、慶應何名、豊島岡何名…。
大きく掲げられた数字は確かに魅力的です。
でも、それを見て「この塾にしよう」と決めるのは、正直かなり危険だと思っています。
だってそれ、上位10%くらいの話。
ほとんどの子は、そこに該当しません。
煌びやかな実績は、その塾の“ごく一部”の結果。
もし「うちは上位10%に入る自信があります」と言えるなら少しは参考になるでしょう。
でもそうでないなら、その数字はほぼ関係がないのです。
あと、SNSを見ているとよくあります。
「前は偏差値40台でしたが、今は60超えました!」
素晴らしい努力ですよね。
でも不思議なことに、悪かった頃の成績は遡っても出てこない
成績が上がってからアカウントを開設している。
わかりやすい。
本当に参考になるのは、上がる前の迷走や葛藤、停滞の時期なのに。
でもそこは出ない。
なぜなら、SNSは基本的に承認欲求を満たす場所だから。
「どなたかの参考になれば」
「備忘録として」
その一文の裏にあるのは、
「我が子のことをすごいねって思われたい」
それだけだったりします。
結局、出したくなるのは“誇れる材料”ができた時なんですよね。
実は私は、
両親の学歴と子どもの偏差値をセットで載せてくれた方が、よっぽど参考になると思っています。
親が難関大出身で、子どもも偏差値65。
親は高卒で、子どもは偏差値60。
遺伝なのか。
家庭環境なのか。
関わり方なのか。
そこを伏せたまま「皆さんの参考になればと思ってます」は、なんかちょっと…
世の中、「すごいと思われたい人」が多すぎませんか?
見ず知らずの人に褒められなくて良くないですか?
家族や身内だけがわかってくれれば、それで十分では?
SNSでの称賛より、
家の中での安心の方がずっと価値があると思います。
塾選びも、情報の取り方も、
上位層のきらびやかな物語ではなく、
自分の子の立ち位置から考えた方がいいですよ。

