前回はクラシック音楽が
睡眠障害や血圧降下にも効果が期待される
ことについて書きました。
こちらのビデオでは、
音楽を聞いたときや演奏をしているときの脳の動きを紹介しています。
好きな曲のクライマックスを聞くと
感情的な高まりを覚え、意欲や集中力、運動に関与している
ドーパミンという神経伝達物質が放出されます。
また、そのときに脳が活性化しているのは、
相手がどんなことを感じているかなどの共感を必要とするような
仕事を行っているときと
同じ部位なのだそうです。
さらに、聞くだけではなく
演奏するときの効能についても説明されています。
なんと人と人とが一緒に歌うとき、
共感や信頼、人間関係を築くことに関ると言われているホルモン、
オキシトシンの値が高くなるのだそうです。
特に、一緒に即興演奏をするときに最も高くなるとか。
それってまさしくゴスペル!
みんなで声を出して歌いながら、
牧師の即興的な先唱に、即興的に応じていく。
もちろん同じ神を信じる信仰の下に集まった人たちではありますが、
音楽で深い信頼関係と一体感を培っていたのですね。
合唱だけではありません。
クループで音楽を作ること、すなわちバンドや合奏などに参加すると
ストレスによって作られるコルチゾールか減少し、痛みが緩和されると言います。
聞くことだけでも痛みが緩和されることについては、
こちらの記事にも書かれています。
音楽を聞く人は
手術後に鎮静剤を飲む量がそうではない人にくらべ少いそうです。
そしてその手術後の痛みに音楽を聞かせると良いという考えはすでに1914年ごろ、
ナイチンゲールの時代にあつたというから驚きです。
TedtalkのAlan Harvey博士は、音楽が脳出血や脳梗塞などのリハビリや
アルツハイマー病やパーキンソン病の治療にも役立つことをあげ
教育の分野とともに医療でも責極的に音楽をとりいれるよう
提言しています。
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