「月刊かみいな」というコミュニティー誌に薪の広告が出ていたので見学に行ってきました。
「山を健全に維持するために間伐をし、かつ灯油に負けない価格で薪を供給する。」と頑張っているおじさんがやってました。
 
株式会社 山匠
 伊那市長谷中尾150-3  TEL090-8772-9161
 
工場に行ってみると、おじさんが自作したセミオートの薪製造システムが有って、これがなかなか優れものです。
写真を撮ってこなかったのが悔やまれる。
この作業の流れを文章で説明すると。
1、針葉樹の間伐材をフォークリフトで装置に入れる。
2、レバー操作で丸太が一本づつコンベアで送られてくる。
3、ド当たりで止まると、電動モーターに改造したチェーンソーを操作して玉切りにします。
4、玉切りはゴロンと手前に落ちてきて、大型のエンジン薪割機の中へ。
5、割れた薪は第二のコンベアの上に落とします。
6、薪がコンベアで登って行った先には、フォークリフトに吊るされた袋が口をあけて待ってます。
7、袋が一杯になったら、そのままフォークリフトでトラックへ。
この間、おじさんはほとんど椅子に座ったままです。
 
素晴らしい。これなら人件費がほとんどの薪作りを省力化できます。
 
ためしに2袋買ってみました。
ユニック付のトラックで家まで配達してくれます。
イメージ 1
 
ドシャーと袋をひっくり返して引き渡し完了。
イメージ 2
 
これ1袋で軽トラ山盛り1台分だそうです。薪棚にきっちり積むと、大体1袋当たり1m3ぐらいでした。
イメージ 3
 
気になる値段は、配達代込で1袋当たり5000円です。8袋まとめて配達してもらうと1袋当たり4500円だそうです。
DLDの宅配薪が12.5円/L(12,500円/m3)なのでかなり安です。
 
品質について、
長さは基本38㎝だそうですが、結構まちまちでした。
また、丸太で十分乾燥させているとの事でしたが、うちのストーブではちょっと窓が煤けます。まだ乾燥が不十分かもしれません。でも、建築廃材と半々でいい感じで燃えてます。
あと、おじさん一人でやっているみたいで、9月に頼んで1.5ヵ月待たされました。夏までなら即納だそうです。
 
来年は春先に8袋頼んで、うちの薪棚でじっくり乾燥させてみるかな。
この値段で、割って家まで持って来てくれるとなると、斧でコツコツ割るのが虚しくなってきますね。
運動不足解消にちょっと割るぐらいでいいや。