夏の季語に「薬降る」という言葉がある。「薬日」といわれた旧暦5月5日の正午頃に雨が降ることをいい、その雨水を用いて生成された薬には特に薬効があるとされた。日常生活では使われなくなった言葉だけれど、その由来からは当時の文化をうかがい知ることができて興味深い。今年の旧暦5月5日にあたるのは6月14日だそうだ。長雨には鬱々とするが、恵の雨だと思えば悪くないかもしれない。 (S)
夏の季語に「薬降る」という言葉がある。「薬日」といわれた旧暦5月5日の正午頃に雨が降ることをいい、その雨水を用いて生成された薬には特に薬効があるとされた。日常生活では使われなくなった言葉だけれど、その由来からは当時の文化をうかがい知ることができて興味深い。今年の旧暦5月5日にあたるのは6月14日だそうだ。長雨には鬱々とするが、恵の雨だと思えば悪くないかもしれない。 (S)