日本語学2021年夏号「国語に関する世論調査」「翻訳から見えてくる日本語らしさ」[編集後記] | 明治書院

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夏の季語に「薬降る」という言葉がある。「薬日」といわれた旧暦5月5日の正午頃に雨が降ることをいい、その雨水を用いて生成された薬には特に薬効があるとされた。日常生活では使われなくなった言葉だけれど、その由来からは当時の文化をうかがい知ることができて興味深い。今年の旧暦5月5日にあたるのは6月14日だそうだ。長雨には鬱々とするが、恵の雨だと思えば悪くないかもしれない。 (S)

 

 

雑誌『日本語学』 2021年夏号 - 明治書院 (meijishoin.co.jp)