日本語学2020年冬号「年号を考える」「日本語能力の一般的意識」[編集後記] | 明治書院

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「改元」という出来事は、人々の関心を大いに集めた。出典とされる『万葉集』は書店に平積みされ、自然災害や疫病の蔓延にネット上では大仏建立とともに改元を求めるようなジョークも見られた。コロナウイルスの猛威はいまだ収まる気配を見せず、正月の帰省にも慎重にならざるを得ない。「新春の令月にして気淑く風和ぎ…」と、思う存分梅の花を愛でられる日々が待ち遠しい年の瀬である。(S)

 

雑誌『日本語学』2020年冬号