短期間で身に付く高校数学の学習法

長期休暇にチャートが宿題になる子へ

高校によっては春・夏・冬の長期休暇期間に、数研出版の「チャート式」を課題にする学校があります。

改訂版チャート式数学1+A

2,182円

Amazon

黄色ならまだしも青や赤チャートになると、一問解くのに時間が掛かって仕方ないという子もいますよね。

でもそんなことしていたら、宿題が終わらない。

終わらないからどうするか？

「答え写しちゃえ…！」

これはズルイですよね（笑）

なぜこうなってしまうのか？
原因は数学の勉強法にあります。

数学で最初に学ぶべきこと

まず初見でチャート式の問題を解く自信がありますか？

ある！という人はそのまま突き進んでください。

「いや…それはちょっと…」

という子は、チャート式に手を出す以前にやるべきことがあります。

■ まず解説から読む。

「え！？それはズルくないですか？」

「結局、答え写せってか？」

違います違います！

これはチャート式の宿題が出される前の話。

学校の授業で学んだ時点で、関連するチャート式の該当ページの問題の例題または演習問題の問題と解説を熟読するのです。

いきなり「解く」前に一度「学べ」ってことですよ。

だって考えてみてください。
まだ初歩の初歩を学んだばかりの若葉マークの子が、一体どうやって核心を突くような問題にいきなり手が出せるのですか？？

解き方を学んで解くのがダメだと言うなら、学校の先生の解説すらも聞いてはいけないことになりますよ！？

そんなはずないですよね。

したがって学校の勉強とシンクロして、チャートの解説も学ぶのです。

■ 例題を壁に向かってレクチャーする。

チャート式には必ず「例題」が付いています。かなり詳しく書かれていますね。
それを壁に向かって、または鏡の中の自分に向かって「レクチャー」する練習をしましょう。

そう、自分自身に、自分の言葉でもって教えるのです。

解説はチャートに書いてありますから、それを見ながらでも良いです。
何度も何度も自分自身に講義してみてください。

自分が納得し、理解できた状態でレクチャー出来るまで繰り返してください。

基本、毎日これだけで良いのです。

問題練習はレクチャーのあとに

何度もこれを繰り返していると、チャート式の問題を友だちにも解説できるようになるはずです。

数学がひとつの言語として頭に入ってきます。

僕はよく（中学生たちにも）、

『数学は数学語という言語に翻訳する力が重要』

と教えています。

方程式の文章問題なんて、その一例ですね。

例題の解説ができるということは、すでにその問題を数学言語として認識できているのです。

さて、そんな状態まで自分を高め、そして待ちに待った（？）課題が指示されたら…

今まで学んだ『自分自身からのレクチャー』を参考にしながら、指示された番号の問題を解いてみてください。

きっと、例題や模範解答をチラ見しながら解いている状態よりも、手が滑らかに動くはずです。

最初は多く解くより、深く読め！

これが高校数学の学びの極意！

解説の「熟読」と「解釈」なのです。

たくさん解けばできるようになるってものではない！

まず解説を読みこむ！
ついでに教科書も読み込む！

特に部活動などで時間が限られてる子は、一度実践してみる価値あり！

僕も高校時代、こうやって自分に解説しながら問題の解き方を学んでいましたよ。

■ 名学館庄内通校とは ■

名大・名工大・名市大・愛教大・南山大・名城大・中京大など、中京・東海エリアの有名大学合格を目指す個別指導塾ですが、入会時の成績や学年（中・高）は問いませんし、首都圏・関西圏など県外を目指す方も大歓迎です。中学生は高校入試から鍛え上げます！
入会した瞬間から「今までの自分を変え、新しい自分に生まれ変わる」ための努力をする覚悟で来てくださいね。

塾長も実践していた高校数学の学び方