ノートは”写すもの”だと思っていませんか?
ノートは記録し、注目し、気付くための道具
ノート=”notebook”
”note”という単語には
「記録する」
「注目する」
「気づく」
などの意味があります。
すなわち”notebook”は
「記録し、注目し、気づくための本」
と考えても良いでしょう。
学んだことを書き留め、それを何度も見返して、新たな発見をしたり真理を突き止めたりするためのツールなのです。
黒板の板書を写しただけのものでは、ただメモしたに過ぎない。
それでは記録したことすら忘れてしまうので、注目もしなければ、気付くこともない。
それではノートとは呼べませんよね。
思考プロセスがわかるように作る
板書には学んだ本人の思考や理解のプロセスは反映されません。
ポイントだけが書いてあって、その行間は先生の口頭説明や教科書を読めばわかることだったりします。
家に帰って再度教科書を読み、問題を解き、その結果どう理解したのかを書き足すことで、やっと自分のノートに仕上がるはずです。
例えば、因数分解を学んだ計算式には、こんな注釈をつけてみたりしてはどうですか?
大切じゃないかな?こういう勉強。
これをノートと呼ぶのです。
思考プロセスを強化したい生徒に、塾で勉強したことをまとめたノートを作れと指示を出しているのですが、毎回やっているとだんだん補足説明をつけ足して自分なりに理解できるものを作れるようになります。
今回も化学の物質量の計算を学んだ後に、理解したことをまとめて報告してくれました。
ただ解くだけではなく、後から学んだことを注釈で加えていくことで、思考プロセスの輪郭を鮮明にすることができます。
これが復習です。
これがノートです。
ノートは写すものではなく、作るもの。
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