フランス君からメールが。
「メイ、どこに行ったの?
朝、起きたら隣にいたはずの君がいない。
戻ってきて。
一緒にベッドの上でシリアルを食べよう。」
また始まった。
「ごめんなさい、あなたを起こしたんだけどね…
起きなかったから…。
アルゼンチン男の元に来ているの。」
「Noooooo!!!
不純物を洗い流して、戻ってこい!」
「だってフランスより
アルゼンチンの方がカッコよかったから…。」
「あんな優勝旗をdickに見立てた男のどこがカッコいいんだ!」
「ああ、あれね。見た時、フランス君がやりそうだなーと思った。」
「そうでしょ?
だから戻ってきて。」
「だって私は今、Algerianの…」
「待って、メイ。
アルゼンチン人(Argentinian)?
それともアルジェリア人?(Algerian)?
僕以外に何人男がいるんだ!?」
本気でスペルを間違えた。
「フランス君、あなたが正しかった!
今、聞いたらこの男性、
アルゼンチン人じゃなくて、
アルジェリア人だった!
ごめんね!
今すぐ戻るね!
Love you!」
「今、知ったんだね。Lol
早く戻ってきて💕
Love you, too.💕」
「アルジェリアから飛行機で、アルゼンチン経由でフランスに戻るね!」
「世界地図を見て!
そんな戻り方があるか!」
私はアルジェリアの場所を知らなかった。