「メイ、あけましておめでとう!」




「フランス君もおめでとう!」




「今、フランスはまだ大晦日の夜だよ。

兄夫婦と姉夫婦たちが帰ってきて、

大勢の甥っ子、姪っ子に囲まれている。

ちょっと待って。」




「あ、パーティーの途中だよね、ごめんなさい。」





「大丈夫だよ、ちょっと自分の部屋に行くから。」





フランス君は自分の部屋のベッドの上に座るが、すぐに甥っ子、姪っ子が部屋に乱入、突撃してきて、攻撃されている。


笑いながら死んだフリをして乗り切ろうとするが、次々に甥っ子、姪っ子が部屋に入ってきて、状況は悪化の一途をたどる。笑い泣き





「相手が熊🐻や甥っ子の場合、死んだフリをしちゃダメだよ!笑い泣き





「そうだった、忘れてた!

いつもコレで痛い目に遭うんだった。」



室伏系フランス君も、

アルゼンチン君も、

フランス君も、


イケメンよ、

甥っ子、姪っ子と遊ぶ姿を見せてくるな。



イケメン度が一気に上がる。


さては彼らの作戦だな。



フランス君は優しい笑顔で、フランス語で甥っ子たちに何かを話している。


おそらく

「ちょっと待って、少しだけ電話するから。」だろうけど、

甥っ子、姪っ子が大好きな伯父さんを電話なんかで取られて、きくわけがないよね。笑い泣き



それでも優しく、自分の部屋の外へ誘導する。




「今、子供たち何人いた?」




「甥っ子、姪っ子は全部で12人いるよ。

あとはイトコの子供たちも来ているから。

今日、昼間は公園で2時間くらいサッカーしたんだ。

でも疲れているのは大人だけだね。

みんな大晦日だから特別に夜遅くまで起きてるけど元気だよ。」




優しく笑うフランス君。





「今年はメイと青春18切符で旅行したいな。

メイは僕の左側に座ってね。

僕、左利きだから、その方がキスしやすいから。」





「お前も左利きか!


じゃあ右側に座るよ。」





「右側だったら、間違って左側の女性にキスしてしまうかも。

メイ、香水は何系?」





「ラズベリー系。」




「わかった、ラズベリー系ね。

もしキスをした女性がピーチ系だったら、

『あ!間違えた!』って気づくようにする。」




「それ、君は24時間で帰ってこれないね。」

※青春18切符の有効期限は、24時間。




「メイが僕と途中下車したくなっちゃう?

いいよ、しようね。」




「いや、君が私に電車から突き落とされて、君だけ帰ってこれなくなる。」




「メイはヤキモチ妬くよね。

僕、ヤキモチ妬いた女の子をなだめるのは得意だよ。

特にベッドの上でね。」




「ベッドの上って、電車から突き落とされるんだから、当然だよね!

君は病院のベッドの上!笑い泣き




2人で大爆笑。





「冗談はさておき、本当にメイが僕の隣にいてくれたら楽しいだろうな。」






「本当、例えば大学とかで一緒になってたら、

親友になってたよね。」






「親友だけ?


…でもそうだね。

メイの言う通り

僕たちは親友だよ。」




この時は気づかなかったけど、

「スカイプは私のイトコのアカウントだ」と言った私のウソを、


フランス君はつっこまないでくれた。


あらためて素晴らしいイケメンだ。