ヨルダン君には、
「12月はイケメン繁忙期で、
ビデオ通話ができないかも。」と伝えた。
ヨルダン君の表情が変わった。
ヨルダン君はバカではない。
例え本当に今まで彼女がいなくても、
彼は頭が良い。
そして生きる力が身についた人だ。
(↑え?意味不明ですか?
うまく説明できませんが、ヨルダン君は生きる力が身についており、色々なことがわかる能力があります。)
「僕の友達がメイに会いたがっていた時、
僕の行動がメイに不快な思いをさせてしまった?」
ちがう。
ヨルダン君のせいではない。
私がアホなせいだ。
「ち、違うよ!」
あれは本当は嬉しかったよと言いたい。
しかしそんなことを言ってしまえば、
ヨルダン君と私のカップル成立してしまう。
焦った私は、トチ狂った質問をした。
「ね、ねえ、
ヨルダン君は他の女の子とも話してる?」
↑な、なぜそんなことを今聞くんだ、私は。
まるでヨルダン君が他の女の子と話してるのをイジけて、
「だからしばらくビデオ通話しない。」
と言いたいような質問だ。
ヨルダン君は、
「話したよ、でも…」
彼は私を見ながら、目を細めて、寂しそうに言った。
「他の女性と話していると…
メイが恋しいと感じる。」
私もそうだ…。
これ、どっかの日付のアメブロでも書きました。
「それは日本人女性?」
「違うよ。
僕にとっては、確かに日本人は礼儀正しくて、素晴らしい国だけど、
僕にとって、日本人女性が恋愛対象というわけではなくて…。
僕が最初に言語交換サイトでメイに声をかけたのは、僕も登録したばかりで、
トップページにメイの写真があって、可愛いからつい声をかけた。」
私も同じだ。
ヨルダンは行ってみたかった国だけど、
ヨルダン人は恋愛対象ではない。
宗教と文化が違いすぎるから。
しかし私も、話しかけてくれたヨルダン君の写真がカッコいいから、つい返事をした。
「話していた女性は、アラブ圏の女性だよね。」
「そう…。」
「レバノン人とか超美女だよね。」
「それさ、メイは前にレバノン映画やドキュメンタリーを観た影響でレバノン女性が美人だと言っていたけど、
レバノン女性は僕にとってはそんなにキレイじゃないよ。
肌を露出しすぎてるし。
シリアの女性とかの方がキレイだよ。」
ここでやはり判明した。
ヨルダン君が本当に欲しいのは、
信心深いイスラム教徒の女性だ。
「僕はメイのことを一日中考えている。
メイのことを没頭している。
でも僕は、結婚したい。
メイはもう結婚をしたくないのかな…って感じている。」
(↑フランス君と同様、
ヨルダン君も私が過去に結婚したことに気づいていた。)
「どうすれば良いか考えた。
メイがヨルダンに住むのはありえないし、
僕も日本には住めない。
僕がアメリカに進学する際に、
メイがアメリカに来てくれたらと思っていたけど、
メイはアメリカには絶対住みたくないと言う。」
私が黙っていると、
ヨルダン君は、ハッキリと聞いてきた。
「メイも僕のことが好きだよね。」
彼の言い方は、質問ではなかった。
I know you love me, too.
断定していた。
ここで、絶対にハイと言ってはいけない。
ベタな恋愛ドラマでは、
本当は両思いなのに、
片方が優柔不断で、
「ハイ」と言わなかったせいで、やたらこじれてしまう。
しかし私とヨルダン君はその逆だ。
今、私がハイと言えば、
こじれてしまう。
私は黙っていた。
ヨルダン君は、また言った。
「しばらくビデオ通話はできなくていいよ。
ただやはりお互いメールで連絡は毎日、取り合おう。
もう僕たちは、
『僕たちはカップルになれないから、もう話すのをやめよう。』
なんて仲ではないはずだ。
僕たちはソウルメイトだから。」
ああ…
皆様、覚えていますか。
え、忘れましたか。
これも、私も全く同じことを思っていました。
アメブロのどっかの日付に書いてあります。
ヨルダン君が今日、話してくれた気持ち。
私も全く同じだった。
↑まさに両思いだ、私たち。
でも。
愛してる〜
まさかね、そんなこと言えない〜
↑ふざけて書きました。
しかし本当は痛かったです。
痛かったから、ふざけるしかないんです。
「メイ、わかった?
お互い連絡は、
メールで毎日取り合おうね。
例えば僕とメイが一緒になれて結婚できるのか、
そうならないのかは、
わからないにしても、
僕はメイと連絡は
永遠に取り続けたい。」
↑
…これはウソだね、ヨルダン君。
敬虔なイスラム教徒のヨルダン君。
彼は他の女性と婚約したら、
私の連絡先を消してしまうだろう。
愛してる〜
まさかね、そんなこと言えない〜