「ヨルダン君も学生時代は、

ワイルドな問題児だったでしょ?

私にはわかるよ。」





「違うよ

シャイな優等生だったよ。」





「嘘つかないで。ニヒヒ




「本当だよ!🤣」


 



「私も優等生だったよ。」




「信じないよ笑い泣き

そしてメイ、

『シャイな』はつけなかったね。」





「ところでヨルダン君は、地元で小1からの友達とずっとツルんでるよね。

じゃあやっぱり大人になった今でも、お腹を抱えて笑うことって、結構あるんじゃない?」


 



「そうだね、僕たちバカなメンバーだからね。」





「いいなあ…本当にいいなあ!

ヨルダン君は、何があっても大丈夫だよ。」



 


私がそう言った後…


ヨルダン君は、優しい顔で黙って私を見つめている。


そして首を少しかしげて、優しい顔で、


「メイ、大丈夫?」




…私は笑顔だったが、

目に涙がたまっていたようだ。



そしてヨルダン君の優しい

「大丈夫?」という声で、

その涙が思わずジワっと溢れそうになった。



まずい。


「ちょっと待って。」




スカイプを消した。


今、ヨルダン君に頼りたくない。


こういう時に男性を頼ると、

素敵な人がもっと素敵に思えてしまう。





ヨルダン君からメールが届く。




「僕はメイの為にここにいるよ。」




…ああ、

自分が20代でなくて良かったな。




「ヨルダン君、今日も話してくれてありがとう。

寝るよ。

また明日バカな話をしよう。」





「わかったよ。

バカな話なら、ネタは尽きない。

明日も一緒に爆笑しよう。








翌朝、ヨルダン君からこんなメールが来ていた。



「メイとビデオ通話の後、小1から仲良しの友達たちとカフェで話していて気づいたんだけど、

僕たちも反逆者のようなエピソードが沢山あった。

メイだけを反逆者の頭にしてごめんなさい。


今日もビデオ通話しようね、楽しみにしていて。」



イスラム教徒の反逆者のエピソードってすごそう。笑い泣き