ある日の病院からの帰り、イオンで食料を買ってバスを待っていた。
そしたらバス通りの向かいの路地から、お爺さんがワンコを引いて出て来た。
ワンコはチワワほっそーい長い足してた
何犬やろ
足が悪いらしく、ひょこひょこ歩いてた
そやのに爺さんはワンコ紐をピーンと引っ張ったままてくてく歩き、
ワンコの歩幅に合せていません
ワンコは引っ張られて付いて行くのに必死です
少し歩いて・・・あっっワンコがコケたっ
じじいは後ろを振り返りもせず、そのまま引っ張って歩いた
おい、じじい、ワンコひっくり返ってるぞ
それでもじじいは前を向いたまま、振り向こうともしません
ズルズル引っ張られているワンコは、立とう起きようと手足バタバタさせてた
頑張れ頑張れ
ワンコは引っ張られながらも頑張って立った
よっしゃー偉いぞっ
くそじじいは側の街路樹まで行き、そこでワンコは用を足したみたいだったけど、
木の蔭で良く見えなかった。
くそじじいは片付ける様子もなく、又ワンコを引っ張って家に入って行った
腹立つ~~~
何か見たくない物を見てしまった気がしてやるせなかった
あのくそじじいは一人暮らしなんだろーか
あんな若い犬飼うな
それとも一緒に住んでいる家族が居るのだろーか
頭の中で妄想がぐるぐる~
私は悶々としながらバスに乗った。