めぐすりの森 -2ページ目

めぐすりの森

農村生活をおくりながら、思いついたことを、書き留めておきます。いっぱい書くので、いつしか、それは、雑木林を超えて森になることでしょう。

まあ、とても似た話があるし、自分としても、オリジナリティの欠如を指摘されるのは、気持ちよくないのですが、どうしても、書きたい気持ちがあるので、書いてみますね。

それは、銀河宇宙の遠い昔のことでした。

その頃、銀河は2つの勢力に別れて、果てしない戦いが繰り広げられていました。

しだいに、戦いは激しさを増していきましたが、黒い勢力といわれたオニオン帝国は、占領宙域を拡大し、白い勢力といわれた自由惑星連合王国は、敗勢となり、押されて、勢力は縮小の方向に進んでいました。

そんな時代、戦いの主戦場からは遠く離れた、資源の乏しい星がありました。

辺境の貧星、惑星オデーンに、果物の桃に似た、白とピンクというか桃色の球形の宇宙船が着陸しました。

乾燥した惑星の大地に小型宇宙船が着陸すると、その地域に、わずかに生活していたオキーナとタケの夫婦が、そこに駆け寄りました。

すると、その桃型宇宙船は2つに割れて、中から元気な男の赤ちゃんが出てきたのです。

そして、赤ちゃんでありながら、歩いて降りてくると「私は、モモタロウというものだ、世話になりたい」と偉そうに言ったのでした。

オキーナ夫婦は、モモタロウと名乗る赤ちゃんを育てることにしたのです。

オキーナ夫婦には、ヤヨイという娘がいましたが、辺境のこの星を嫌って、遠い星に去ってしまいました。後に、結婚してカグヤという娘が産まれたことを伝えては来ましたが、この星に戻ってくることはありませんでした。

赤ちゃんは、最初は歩いて、偉そうなことを言いましたが、夫婦が抱きかかえると、普通の赤ちゃんに戻った感じで、言葉をしゃべることも、歩くこともなくなりました。

それから、モモタロウは、辺境惑星オデーンで、夫婦の愛情を受けながら、成長していきました。そして、20年がすぎました。

モモタロウは、たくましい、輝くような美しい青年になったのです。

惑星オデーンは、資源の乏しい星だったので、生活は楽ではありませんでした。乏しい植物のなかから、食べられるものを見つけ、そして、ブタールというブタそっくりのブタを探して食料にしていました。

そして、ある日、モモタロウが、食料を捕獲し、家に戻ろうと、あと5キロまで近づいたとき異変は起きました。

空に、漆黒の巨大戦艦が突如として、現れると、オキーナの家に向かって、巨大なビーム砲を発射し、それを、瞬時に消し去ってしまったのでした。

家にいたオキーナ夫婦は、なにひとつ残すことなく、殺されてしまったのでした。

モモタロウは、泣きました。激しく、激しく泣きました。どうして、こういうことが起きたのか、理解できませんでした。

3日泣きました。それでも、悲しみは収まりませんでした。泣いて、4日めに入ったとき、空に異変が現れました。

空には、巨大な白い宇宙戦艦が現れたのでした。宇宙戦艦は、モモタロウに優しく、静かに近づいてくると、光が注がれ、その光に乗って、美しいお姫様が現れたのでした。

「わたしはピーチ姫。自由惑星連合王国の王女です。そして、あなたの双子の妹です。いま王国は、滅亡の危機にあります。今、最後の決戦のため、王国の艦隊が集結しました。モモタロウ、あなたは、亡き父上のあとを継いで、この艦隊を指揮しなくてはなりません。この宇宙戦艦「ビゼン」に乗って、戦いの宇宙に発たなくてはなりません」

その言葉を聴くと、モモタロウに、秘められた記憶が戻ってきました。

「おう、そうだった。自分は、モモタロウ艦隊の司令長官になるべくして産まれたのだった」

ピーチ姫は、言いました。

「このモモタロウ艦隊だけでは、まだ、敵にはかないません。帝国の攻撃は辺境まで及んでいますが、まだ、健在な惑星がいくつかあります。それらの星を回って、艦隊を合流させ、連合艦隊を結成しなくてはなりません」

「そして、仲間を集めるときには、合言葉があります。それを通信するのです」

「その合言葉は、キビダン・GOーです」

 

 

ピーチ姫は言いました。

「モモタロウ、あなたに紹介した人がいるの。それは、わたしたちの弟、サンタロー王子よ」

おとなしそうで、きがよわそうな、色白の少年がやってきました。

「サンタローは、戦いが出来ないほど優しいの。戦いには役に立たないけれど、いつか、平和の世の中では、あなたを助けて、大きな仕事をするひとよ」

「サンタローよろしく。お前は、重装甲の防御挺で、安全なところから、私の命がけの危険な戦いを見ていてくれ。けっして、戦場には出てくるなよ」

「わかりました。モモタロウ兄さん」

サンタローは、小さな声で答えて、防御挺に移動していきました。

ピーチ姫は言いました。

「もうまもなく、艦隊は、最初の仲間の星に近づくわ。猿の惑星ラサールよ」

モモタロウは、マイクを取って、惑星ラサールに通信を送りました。

「私は、連合艦隊司令官のモモタロウだ。キビダン!」

すると、惑星ラサールからは「GO!」と、力強い言葉が返ってきました。

不沈戦艦サルベージを含む50の艦艇が、惑星から合流しました。

それから3日が過ぎると、次の惑星に近づきました。

「ここは、鳥の惑星トリトンよ」

ギビダン・GO-の合言葉で、戦艦ハットリと30の艦艇が合流しました。

そしてさらに5日すぎると、今度は、犬の惑星が見えてきました。

 

「ここは、灼熱の惑星よ。そして、熱い心の犬人が住んでいるの。惑星の名は、ホットドッグ」

惑星ホットドッグからは、勇猛な超攻撃型戦艦ドッグファイトと40の艦艇が合流しました。

そして7日後、最前線近くの危険がせまる宙域に入りまいした。そこには、惑星ソラリスがありました。

「可愛い顔をした、リス人たちは、とっても勇気があるの。モモタロウの、戦いには、ぜったいに必要な軍勢よ」

惑星ソラリスからは、高速戦艦クラリスと35の艦艇が、仲間に加わりました。

モモタロウは言いました。

「モモタロウの連合艦隊は、これで完璧だ。私は、勇気と知恵をもって、諸君とともに戦う。私の、指揮に従って、まっしぐらに敵に向かってほしい。王国の興廃はこの一戦にあり」

戦場となったのは、広大な宇宙空間が広がるソロモン宙域でした。

ソロモン宙域には、オニオン帝国の黒色艦隊が埋め尽くすほど、待ち構えていたのでした。

モモタロウは、そこで、凄まじい作戦を用意したのでした。

まず、猿艦隊を、突撃するように見せて、戦線から逃げるように去る、しかし戻ってくるという陽動を行い、さらに、鳥艦隊「オトリ」とし、敵の大艦隊をおびき寄せ、そこに犬艦隊を「犬死かくご」の猛攻をさせ、逃げようとした敵を、衝突覚悟の追撃を、リスク覚悟で、リス艦隊を投入しました。

敵は大混乱に陥り、そこで、モモタロウの乗船する戦艦ビゼンは、超巨大波動砲、「キビ弾」を発射しました。

キビ弾の輝きは、全ての敵艦隊を消し去りました。

しかし、この激しい戦いで、連合艦隊にも大きな犠牲が出ました。

戦艦ドッグファイトは、犬死してしまいました。

戦艦サルベージも不沈のはずでしたが、沈没してしまいました。

戦艦クラリスも、リスキーな戦いで損傷し、もう進めなくなっていました。

しかし、オトリの役目の、戦艦ハットリは健在でした。

「よし、残存艦隊を集結させ、敵の本星、オニオン星に突撃だ!」

 

モモタロウ連合艦隊は、艦船の60%を失っていました。しかし、これ以上に艦船を増やすことは出来ません。補充のない、最後の戦いなのです。

勝てば栄光そして銀河の平和、負ければジ・エンド、銀河は救いのない暗黒の未来しかないのです。

たとえ、最後の一平、じゃなくて一兵になっても、戦い抜かねばならないのです。

そして、残存の艦船を再編成しながら、敵の最終防衛ラインに達しました。

そこにあったのは、玉ねぎ状防衛システムです。オニオン大魔王の居城のオニオン星は、その防衛システムに包まれていて、その突破は容易ではありませんでした。

「よし、攻撃だ。ぜったいゆるめるなよ」

モモタロウの号令に、それぞれの軍船は、激しく砲を撃ち、ミサイルを放ちました。

そして、その防衛の皮は、少しづつ剥がれていきました。でも、そのしぶとい防御力は、しだいに、モモタロウ連合艦隊の、残存兵器を消耗させていったのです。

リス艦隊から、残弾わずかの報告があり、サル艦隊からも、悲鳴に似た報告が上がりました。玉ねぎラインを突破しないうちに、その攻撃力は底を付き始めたのでした。

モモタロウに、決断のときが迫りました。

そして、モモタロウは、決断しました。

「超兵器、キビ弾を使うしかない。しかし、キビ弾は2発しかないのを、1発は使ってしまった。もう1発しかない。しかし、もう、それを使う以外ない」

「キビ弾の破壊力は巨大過ぎる。もし、破壊力が過大であれば、オニオン星ごと破壊してしまい、その爆発は恐るべきものになり、われわれも、消し飛んでしまうだろう」

「やるべきか、やめるべきか」

「撃てば全滅。撃たなければ、我々の壊滅」

「よし。撃つぞ。撃つことを、全ての兵士に伝えてほしい。そして、私は、それを撃つときに、大きな声で、キビ弾!!!と叫ぶだろう。兵士の諸君、いや戦友のみんな、そのときは、私に勇気を与えてくれ」

「勇気の言葉は、GOーだ」

「よし、発射する」

「キビだあーん!!!」

すると、全艦隊から「GOー」の声が響きました。

キビ弾は、恐るべきエネルギー波をまといながら、敵の玉ねぎに吸い込まれるように、命中しました。

そして、果てしない輝き。眼がつぶれるほどのまばゆい輝きが、しだいに消えていくと、そこには、悪の本拠地、オニオン星が姿を現したのでした。

 

敵の本星、オニオン星は、ぶきみな雰囲気の黒い玉ねぎ状の惑星でした。

そのあまりの異様な姿に、モモタロウを含め、艦橋のスクリーンを見ていた乗組員は息を呑みました。

モモタロウは、「諸君、ひるんではならない。これからが最後の勝負だ。あの星の中央部に巨大な建設物が見える、おそらくそこが、オニオン大魔王の王宮だ。全ての攻撃エネルギーをもって、そこを叩かねばならない。残弾を気にすることなく、全て撃ち尽くすのだ」

「わたしが、10を逆に数えていく。全艦艇は、カウントがゼロになったら、激しく攻撃を加えてほしい。それでは、10、9、8、7!」

そのときに、オニオン星からの通信があり、スクリーンに、赤い鬼が映りました。

赤鬼は泣いていました。

「わたしが、オニオン大魔王だ。わかった。負けを認める。命だけは助けてくれ。たのむ。このとおりだ」

手をあわせて、惨めに頼み込む赤鬼に、モモタロウは答えました。

「わかった。降伏をうけいれてやろう。お前と、この星の住民の生命は、このモモタロウが完全に保証しよう。さらに条件だが、お前が集めた銀河のお宝は、私にすべて渡すこと。それは、戦乱で荒れ果てた、この銀河の星ぼしが、復興するのに必要だからだ。それをわたせば、命は保証するであろう」

「命を助けてくれるならば、なんでも、あげるから、あと、我らの生活物資は、補給してほしい」

「それも、約束しよう」

オニオン星での戦いは、回避されました。

「ピーチ姫、オニオン大魔王は、どのように処遇したら良いだろうか?」

「それは、アステロイドベルトの奥にある辺境貧困惑星ボンビールに、送って、そこにすまわせるしかないと思います」

「よし、そうしよう。第28駆逐艦、「浜風」の艦長に、辺境惑星への護送を頼むことにする。たしか、艦長は、城島蜂廊だったな」

「そうです。操艦の名手で、アステロイドベルトも、巧みに超えていくことでしょう。責任感もつよく、乗組員からは、ハッチ城島と、慕われています」

「それでは、大魔王と側近の、辺境惑星送りの護送を、そのハッチにまかせよう」

「そして、これから、大きな事業がある。オニオン星のお宝を、銀河の貧困惑星に分け与えなくてはならない。それは、サンタローにやってもらうことにする。サンタローは、巡洋艦「黒須」に乗って、艦隊最大の輸送艦「瀬戸内海」に宝を積んで、いろんな貧困星を回らせよう」

この事業は、すぐに行われましたが、サンタローがクロスで、セトナイカイに乗って復興物資を持って、やってくるとの噂は、いつの間にか「サンタクロースが、トナカイに乗ってプレゼントをもってやってくる」という噂に変わっていったのでした。

これが、サンタクロースの伝説の始まりとの説もあります。

サンタローが、復興物資を持って、出発したあと、モモタロウに大きな変化がありました。

戦っていたときの記憶が薄れ、旅立つ前の、ただの青年の人格に戻ってしまったのです。そして、故郷へ帰りたいとばかり言うようになりました。

ピーチ姫は、宇宙の軍神の魂が、モモタロウから去ってしまったことに気づきました。そして、銀河復興の重責を自分一人で背負うことを覚悟し、モモタロウを、惑星オデーンに、返してやることにしました。

そして、自分のもっとも信頼する侍女の「トップ侍女」カグヤに、モモタロウと一緒にオデーンに行って、彼を支えてほしいと頼みました。

そして、二人は、桃型宇宙船に乗って、辺境惑星のオデーンに旅立っていったのでした。

おしまい

昭和40年代のペプシには、夢がありました。

 

王冠の裏をめくると、お金が当たることがあったのですが、「500円とファミリー3本」は、はてしなく遠い夢でしたね。

 

まあ、あの時代の500円は、今の500円じゃなくて、こどもにしたら、たいへんな大金でしたから。

 

でも、ペプシの500円は、自分が当たったことも、知り合いが当たったことも、当たったという噂も聴いたことはなかったですね。

なんというか、世の中には、その仕事が苦手なのに、その仕事で生きている方がおられます。

 

大根役者

 

大根音楽家

 

大根政治家

 

大根セクシー女優

 

大根棋士

 

大根格闘技選手

 

大根コメンテーター

 

大根作家

 

大根投資家

 

それにしても、思うのは、世の中には、大根が好きという人が、けっこうおられるのです。

 

なので、本業において、下手くそでも、生きていけたりするわけでしょう。