精油の成分はH,C,Oからなる有機化合物
物質として存在しているからには
神秘的な物でなく、芳香分子として存在しています

よく、天然100%だから安心
オーガニックだから安全
ピュアだから、クオリティーが高いから
人には安全...と思っている方も多いようですが

天然の成分であっても毒性のあるものは存在します

化学合成で得られたものより

天然に存在する物のほうに
より強い毒性を持つものが多い

と本書にもあります

天然100%だからこそ
良くも悪くも
強いエネルギーを持っています

精油も一緒で
肌にも、体内にも強く響きます

そして、人の体は基本的に
外から入ってきた物は全て異物と判断します
皮膚バリア機能があったり
肝臓の解毒作用があったり
免疫機能があったり
体を守るために自己防衛機能が備わっています

自然が人に優しい

と思っているのは人間だけで
自然は自然で毅然とした宇宙のサイクルで
その摂理にしたがって回っているのだと

人はそんなエネルギーを頂いているのだと
謙虚な気持ちで受け取りたいと
常々思っています

 



様々な成分の事が雑学とともに
解りやすく解説された
読みやすい一冊でした

著:船山信次:日本薬科大学教授
こわくない有機化合物超入門
2014/05/15 初版