こんなに暑い日が続くと、夏バテや熱中症、胃腸の不調など、夏ならではの不調になる方も多いと思います。
実は私も先日、久しぶりに体調を崩しました。
昼間の暑い日に無理をして外を歩き回っていたら、その日の夜から頭痛と吐き気と胃腸の不調で食欲もなくなり、すっかり夏バテ状態に。
東洋医学では外部環境の影響による不調を「外因（がいいん）」とよび、
春には風邪、夏には熱邪（暑邪）、梅雨には湿邪、秋には燥邪、冬には寒邪、
が旺盛になると考えられています。
この夏の時期は、熱邪（暑邪）の影響を受けると熱中症のような症状になり、身体に熱がこもるので、頭痛や倦怠感など様々な症状を引き起こします。
先日の私はまさしく熱邪（暑邪）が体内に入ってきた状態でした。
薬膳の考え方では、熱を冷ますには苦味の食べ物が良いとされています。
そこで、食欲がないながらも苦味の強いゴーヤを数日食べ続けたところ、少し改善しました。
さらに、定期的に治療していただいている鍼灸師の先生のところで鍼灸治療をして頂き、胃腸の調子を整える鍼とお灸をしていただきました。
そうするとすっかり元気に！！
食欲も増して、その日は焼肉をしっかり食べられました
次の日からは胃腸の調子を整え、気を補う作用のある「山芋」を毎食食べました。
そうするとみるみる元気になりました。
なかなか身体の調子が悪くなることがないので、改めて薬膳の考え方で選ぶ食材や鍼灸の効果を実感しました。
ちょっと体調崩したときには、東洋医学や薬膳の考え方を知っているととても便利です。
体調不良を少しでも感じたら、食事を見直し、自分の身体の状態に合った食材を取り入れることで、不調がひどくなる前に整えることができます。
その時にできれば鍼灸治療も併せて行うとなお良いと思います。
もう少し続く暑い毎日を元気に過ごせるように、東洋医学を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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