「静と義経」が終演しました。
この作品は26年前、鎌倉芸術館のこけら落とし公演に初演され、四半世紀の時を経て今回の東京初演となりました。
なかにし礼先生の台本、監修
故・三木 稔先生作曲 お2人の渾身の作品です。
その時の初演で現日本オペラ総監督の郡 愛子先生が磯の禅師で出演され、今回のご縁となったのでした。
今回はプリマドンナオペラ、私個人的にも同じ静役の坂口裕子さん的にも「椿姫」より「ルチア」よりも大変な役でした。
なかなか声、役の解釈、演出と音楽的な要素と色々と悩んで消化不良な部分が多くギリギリまでもがいていた状態でした。
そんな時に台本を書かれたなかにし先生からの直接のご指導、この作品の解釈をいただき、
すっとおちていくものがありました。
本番は迷いも消え、ただ「静」になれたような気がしました。
田中祐子マエストラの指揮の元、日フィルさんの奏でる音色がまるで自分と一緒に生きていて空気のように感じ、なんとも不思議な幸せなひと時でした。
当日は黒柳徹子さんもお越しくださり、沢山のお客様にスタンディングオベーションをいただき、
心より幸せな、時間でした。
静として、生きて義経様を愛し、愛された時間。
この作品「静と義経」。私の歌手生活の中で素晴らしい作品に出会うことができました。
この公演に関わっていただきました全ての皆様、
会場においでいただきましたお客様に心からの感謝を…
もしまた、静になれたら…
その時まで…ね!







