「市民のボランティアで、四季折々の憩いの場に」
連休明けの昨日、朝の爽やかな空気を入れようと戸を開け放つと、初霜と初氷との出合いになりました。
ああ、冬になる…。
10月を慌ただしく過ごし、季節が過ぎるのに追いつかなかったように、意識はいきなり花や野菜がしおれてしまった感覚です。
事務用品や備品の買い出し後、帰宅途中に「佐久市民交流ひろば」に寄ってみました。
佐久平駅近くで、イオンや佐久市交流センターに隣接する市民の憩いの場です。
平日ですが、パパと一緒の家族連れが大勢、遊具のある広場で遊んでいました。
芝生の公園部分には、ハーブや季節の花々がキレイに管理されています。
出会い花壇、ジュジュガーデン(フランス語で「おもちゃ箱」)、キッズガーデン、レインボーガーデン、リーフガーデン、ローズガーデン、賢治ガーデン(宮沢賢治由来の植物)、ポタジェ(フランス語で「家庭菜園」)などのテーマの彩です。
「ターシャと宮沢賢治に学ぶ庭づくり」をはじめて7年…。
これらは、市民ボランティア「ガーデンチームなないろ」のチーム力で維持されています。
なないろの作業は、火曜・金曜の午前中行われているそうです。
ちょうど、冬支度の作業中で、バラの花を切って配布したり、冬越し出来ないハーブを掘り上げて春まで管理する作業、ビオラやパンジーの定植などをしておられました。
ひとりひとりが黙々と…。
四季折々の景色を作り出す背景に、こうした地味な作業があることを知ると、また寄ってみようと思います。
家から5分と掛からない場所が、今までは日常に追われ、遠い存在だったことに惜しい気がしています。
亡き父は、買い物帰りにこの場所に寄っていたのかも…。
わずか10分の寄り道が、そんな想いを起こさせる穏やかな秋の日でした。