「ボランティアの力…共助のチカラで、早期の復旧を」

 

台風19号被害から3週間の週末です。

信州では、千曲川流域やその支流の被害が大きく、東信から北信までの市町村で早期復旧に邁進してきました。

毎朝見る新聞の紙面から各地の復旧の状況と変化を知りますが、多くの方々の悲痛や疲労とともに、共助の尽力が伝わってきます。

 

ボランティアの力をお借りして落ち着き、あとは、廃棄物の処理をしながら地元で徐々に復旧できる状態の地域が増えています。

しかし、甚大な被災地域となった長野市の浸水被害の家々は、さすがに被災者だけでは復旧できない状態です。

 

 

水による土砂の流入という被害は、重い土の移動だけを考えても、重労働です。

私が子どもの頃、両親が営む工場とシンビジューム栽培のガラス温室、ビニールハウスが豪雨のあとの鉄砲水で浸水したことがあります。

当時、消防団の支援があったそうですが、延べ200人の昼食の準備を要請され、店屋物を頼んだという話を母から聴いたことがあります。

零細1社だけの被害でも土砂の処理がどんなに大変なものか、延べ200人という数字で計り知ることができます。

 

長野市北部で堤防が決壊した穂保、長沼、赤沼などのリンゴ栽培地域は、復旧のために5ヶ所に拠点を置き、ボランティアのサテライトとして共助のお願いをしています。

冬に向うこの時季、家がまず復旧できないと、リンゴ畑にも手が付けられない生産者の方々も多く、農業の復興にも影響を及ぼしそうです。

もうリンゴ栽培をやめるという、高齢の方々の声も耳にします。

 

「自助・共助・公助の連携で、災害の復旧・復興を…」といわれます。

雪が降る前に、出来る限りの復旧が進みますように、災害ボランティアへのご参加、ご協力をお願いいたします。

       ★長野県災害ボランティア

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