「箱代にもならない…これも食品ロス削減?」

 

数日前、近所の食品販売店の店頭で、ショッキングな光景に出合いました。

「今日の特売」…、キャベツです。

なんと、一箱100円。

6玉入、8玉入の箱です。

 

 

「箱代120円だから、箱代にもならない」と、農家らしき横の女性が言いながら、一箱を手にしていました。

信じがたい価格に、複雑な想いが湧きあがります。

箱にある生産者様の名前を見ると、産地との距離がグッと近づきます。

捨てるより善しと、処分したのでしょうか。

 

週末、八ヶ岳山麓の産地を訪ねた際にも、日曜から出荷調整がはじまるというお話がありました。

食品販売店の店主が「作りすぎなんだよ。食べる人が減ってるんだから…」とつぶやいた言葉が甦ります。

 

一箱買い求め、ご近所にもおすそ分けして、毎日食べています。

大型スーパーで買うキャベツは、今年に入ってから“美味しい…!”と感じたことがなくなっていて、甘味のあるおいしい千切りを久しく食べていないところでの大量買いです。

 

どうかな?・・・食べてみると「甘い!」。

うれしくなりました。

スーパーでおいしい野菜が少なくなっている中で、良く知った地元産地の野菜のおいしさとの出合い。

地産地消は、まず新鮮さが優位に働きますが、キャベツそのもののおいしさを買って数日後の今も味わっています。

買った値段より、はるかに価値あるキャベツです。

 

胃の調子が芳しくなかったので、毎日食べればキャベジンが役立つかな…。