「モノづくりは心でつくり、心を売るもの」

 

約20年前から、本業に並列して地産地消を考えています。

その一環として、上田市にある長野大学の後期授業で、一般開放の「地産地消論」を受講しています。

今期の授業は、「大豆」関連の方々による講座が多く、上田市は大豆の生産にチカラを入れている地域だけに興味深いお話を聴講できました。

 

2009年には、地産地消を推進するために、大豆周辺を取材し記事にしました。

記事の中に、上田産大豆ナカセンナリを使った納豆も載せたため、先日、久しぶりに取材した納豆店を訪ねました。

    ★国産大豆をつくろう、食べよう

         https://blog.goo.ne.jp/megumico_k/e/64b352bf4451cb646ff14acbaa5045a7

 

 

大豆製品の中で、豆腐店は比較的各地に小規模製造施設がありますが、納豆店は、大手の生産に押され、地域の製造メーカーは少なくなっています。

長野県では、旭松食品が量産で知られていますが、地元産大豆で納豆をつくる地産地消の取り組みは、北信に4社、東信では浅間納豆本舗、1社しかありません。

 

浅間納豆本舗の金沢社長のお話では、上田産大豆の他にも、小海町産「鞍掛豆」や、望月産「雁喰豆」の納豆も限定生産しているそうです。

上田産ナカセンナリによる「上田鎌倉・別所納豆」は、信州の鎌倉と言われる別所温泉の名で、上田市の数店舗で地産地消されています。

 

メーカーは、製造するものに想いを込めて、その心を売る生業。

地元の農産物を加工によって支えたり、

災害などの有事の際の食を支える地元生産、という危機管理でも重要です。

 

何をつくり、何を売るか…。

豆腐類の出荷日本一の群馬県での地産地消の事例もありました。

六次産業化は、心からはじまります。

   ★群馬の大豆、地産地消

      https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190113-00010000-jomo-l10