一隅

一隅

庫田めぐみのペンネームで詩を書いています。
ただ一つの言葉を届けるために。

幻聴幻覚のある父。

 

今まで壁や床、机の上その他もろもろに虫がいるなどと言っていたので、いつ来るかと思っていたけれど、今日ついに来た。

 

目玉焼きがどんな風に見えているのか、昼食を食べないと言う。

 

「これ見てみい」というが普通の食事である。同じものを私も食べた。

 

父には何かが見えているらしい。

 

これからどうなるのか頭が痛い。

 

無駄になる食事が本当にもったいない。

 

若ければ私が頑張って食べたのだろうが健康のことを考えて父や母が食べ残したものを結構捨てるようになっている。

 

かと言って作らない訳にもいかず、高齢の親を抱えている他の人がどうしているのか知りたいものです。