17年前、阪神大震災の時には 在阪ラジオ局のボランティア募集の呼びかけに応え、
震災から三日後には救援物資を持って、すぐ被災地域に駆け付けられたのに
今回の東日本大震災の時は「ボランティア受け入れ体制ができていない被災地に行っても邪魔になるだけ」
「募金するのが一番のボランティア。お金は邪魔にならない」とのメディアのお触れを鵜呑みにして
結局、何度か募金するくらいしかできませんでした。
東日本大震災発生時には東京、新宿のビルの10階くらいにいたのですが 体感的には阪神大震災のときよりも恐ろしい思いをして 大げさではなく「死んでしまうかもしれない」と本気で震えました。
怖い思いをした分「被災地で困っている人の力になりたい」という気持ちが大きかったのに、昔に比べると色々考え過ぎて具体的に行動を起こせずににいる自分にジレンマを感じました。
ボランティアに対してどう考えてよいかわからなくなっていましたが 最近見た映画に何かを教えられた気がします。
「僕たちは世界を変えることができない」というタイトルの邦画で、あらすじは以下のとおりです。
☆ 楽しい日々を送る医大生が一念発起し、カンボジアの子どもたちのために学校を建設しようと奔走する姿を描く青春ストーリー。
『同じ月を見ている』の深作健太が監督を務め、現役大学生・葉田甲太の体験記を映画化した。
ボランティアを行動に移す主人公を熱演するのは、本作が映画初主演の向井理。
カンボジアの非情な現実を目の当たりにした若者たちが、学校建設ボランティアを通して自分自身と社会を見つめ直す姿が共感を呼ぶ。☆
ポルポト政権時代の非人道的な虐殺の内容や政権崩壊後も続く悲惨な現実を知ることができたのも大きかったです。
今週中くらいまでは上映している映画館が結構あるみたいです。