シャバーサナは日本語で、
「死体のポーズ」とか
「屍のポーズ」とか言ったりします。


何とも物騒な名前ですが、
実はこのシャバーサナ、
とっても深いポーズなんです


このポーズがきちんと取れてると、
10分のシャバーサナで
一晩の睡眠に匹敵する位の
疲労回復効果があるそうです。


私もまだまだ未熟者なので、
上手に説明できるか分かりませんが、
私が学んだことをお伝えしたいと思います。





シャバーサナはレッスンの最後に
必ず取るポーズです。


全身の力を抜いて、
まるで死んだように動かない。


体を動かさず、
そして心も動かしません。


身体全てがリラックスしている状態です。


私たちはそれまで
エネルギーを体の中に
沢山溜め込んでいきます。


それをシャバーサナのポーズで
一気に解放してあげるのです。


全身の力を抜くという、
これも一つのポーズです。


そしてコレが実は難しい





死体のように横になっているから、
死体のポーズって名前になったのもありますが、
ヨガ哲学はもっともっと深くて…


私達はどんなにアンチエイジングに励んでも、
必ずいつかは死にます。


その時に、
上手にこの世から離れることができるように、
練習をしていると聞いたことがあります。


この身体はお借りしているもので、
お返しする時に、
肉体と精神を手放す練習なのです。


そして、
ヨガのゴールについても関係しているのですが、
ヨガのゴールは


「心をコントロールすること」


皆さんは、いつも、どんな時でも、
心乱されず穏やかでいられますか?


すっごく難しいですよね


だって私達には感情がありますもん


人が死んだ時、
痛みや苦しみから解放されるだけでなく、
全ての感情からも解放されるように、
シャバーサナの時には
その感情も手放します。


もう意味を知れば知るほど難しい


とりあえず全てから解放するのです!


自分の持っているもの全てを手放すのです!


そして幽体離脱したような感じで、
ぼーっと自分を見つめるのだそうです。


思考はないけど、
意識はある…


宙に浮かんだ魂(意識)が、
自分を見つめている、
そんな感じです。


その状態に持っていくために、
呼吸を見つめ、
ポーズを深めるのです。


手放すにはまずはしっかりと
自分の身体を自分のものにしなければならないから。


私はまだまだ修行の身で、
この状態にしようとして、
寝ちゃいますけどね


意識ごと手放しちゃいます


とにかくシャバーサナは深いです





そして、
シャバーサナの後は、
少しずつ身体に意識を戻し、
必ず起きますよね?


ちゃんとティンシャが鳴り、
イメージは宙に浮いてた魂(意識)を
身体に戻しますよね。


それはつまり生まれ変わるということ。


死体のポーズは
生まれ変わりのポーズでもあるんです。


もう書けば書くほど深い


私もまだまだ学びの途中です。


けれど、
今までシャバーサナは
ただのお休みのポーズ、
寝る時間、
なんて思ってたのが、
意味を知ると、
シャバーサナの時も
今までと違う感じで行えると思います。


寝ちゃってもいいです


でも頭の片隅に少ーし、
意味を入れとくと、
今までよりもシャバーサナを
大切に行えるかもですよ




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