つらかったこと、しんどかったこと、思い出したくもないこと
そんな出来事があったことは確かで
無理やり肯定解釈しようとか、昇華させようとかしなくていいよ
あなたに起こったことは事実だから
ただ、それらが起きた当時
いろんなあなたがいたよね
耐えたあなたやたくさん泣いたあなた、頑張ったあなた、乗り越えようと一生懸命だったあなた
どうか当時のいろんなあなたを
今のあなたがちゃんと見てあげてほしい
過去の悲しい出来事が何度も何度もよみがえってきて、そのたびにあなたの心を黒い雲で覆ってしまうのなら
当時のあなたが
ひとりぼっちで置き去りにされているままなんだよ
傷ついた出来事を見るのではなくて
その時のあなたを見るんだよ
今のあなたが気づいてくれるのを待ってる
まだ生傷のままで
お手当はあなたにしかできないんだよ
あなたの愛する人ではなく尊敬する人でもない
素晴らしい内容の本でもなく立派な人からの言葉でもない
それらはあくまで手助けであって
あなたの傷を癒やすのは、あなたにしかできないことなんだよ
「そうだね わたしたくさん泣いたね」
「それでも頑張って仕事(学校)に行ってたね」
「なんとかしようって必死だったっけ」
「とても傷ついたし、自分を責めたなぁ」
そんなふうに当時のあなたの頑張りを、今のあなたが認めてあげればいい
泣けちゃうなら泣いたらいい
泣けなくても別にいい
「頑張ったねぇ、わたし」
って、思う存分認めてあげて
あなたの気がすむまで
これをしたからって、もう2度と思い出さなくなるってわけじゃない
だけど、思い出したときのあなたの反応は、少し楽になるんじゃないかな
自分自身を好きになろうとしなくていいし、愛せなくてもいい
許せなくてもいいし、認められないなら認めなくてもいい
ひょっとしたら
「ほんとはもっとちゃんとできたんじゃないか」
「もっとがんばれたんじゃないか」
って思っちゃうかもしれないね
それは今だから思えることで
当時は精いっぱいだったんだよ
今はまだ、当時のあなたを見ることをためらってしまうのなら見なくてもいいよ
それでもね
その時のあなたが必死にもがいたことは確かだから
そのことだけは、あなたに知っていてほしいと思うよ