My Little News

My Little News

子供たちのホームスクールの様子や学校とのやり取り、
そしてチョークアートのことなど、日常のちょっとした出来事を
気ままに綴ってみようと思います。

Amebaでブログを始めよう!

 

子育ての「再」デザイン~ホームスクーラー共同運営マガジンに投稿した記事を転載します

 

**********************************************************************

 

 

 

 

 

 

わが家は、基本的に子どものゲームや動画の時間を制限していない。

 

起きる時間も寝る時間も自由。

ご飯はお腹が空いたときに食べる。
みんなで食べることもあるしバラバラのときもある。それでいいと思う。


家族団欒よりも食べるタイミングを自分で決めることを重視したいし、一日中一緒にいるのだからわざわざ食事の時間を合わせなくてもコミュニケーションは足りている。

 

 

 

その上で、私が決めていること
*夕食は遅くても8時半には片付ける
*家事や子どものお世話をするのは夜9時まで
*寝ている人は起こさない
*自分にも子どもにも「大人だから」「子どもだから」と何かを押しつけない。奪わない。
 

 

みんなが幸せでいること

いつ、なにをするのか、しないのか
いま、なにをするのか、やめるのか


自分で決めていいんだよ、どうしたい?どう感じる?と
子どもの自己決定の権利と機会を何より大切にしていても、子どもが自分でできないことがあるうちは100%子どもの好きなように生活するのは難しい。

 

夜遅くまで起きていたらお腹が空くし、何か食べたら歯を磨かないといけない。子どもたちはすぐに虫歯ができるので寝る前は必ず仕上げ磨きをする。


もし「遅い時間は仕上げ磨きをしない」としたら、あっという間に虫歯ができて頻繁に歯医者に連れて行かないといけなくなる。

 

起きる時間は、お友だちと遊ぶ予定があっても子どもが起きてこないと一緒に連れていけない。

しばらく昼夜逆転する日々を過ごし、この生活は自分が無理と思い子どもに相談

 

 

あなたたちができないことはカァちゃんがするけど、カァちゃんにも体力気力の限界がありまして・・・

夜中好きなだけ起きていてもいいんだよ。でも歯磨きは9時までに終わらせてほしい。そのあとお腹空いて何か食べたいなら食べてもいい。でもそれで虫歯になってしょっちゅう歯医者に連れて行くのは、カァちゃんにはキツイです。

朝も好きなだけ寝ていていいけど、お友だちと遊ぶ約束をした日に起きてこなかったらカァちゃんは一人で行くことになります。夕方まで帰らないから長い時間お留守番することになるんだけど・・・

ね、どうする?
夜遅くまで起きていてお腹が空いても我慢するのと、なにか食べて虫歯になって自分で歯医者さん行くの。

あと、昼に起きたらカァちゃんがいなくて夕方か夜までお留守番になるの。

カァちゃんはいつも「自分の好きにしていい」と言ってるけど、カァちゃんのヘルプが必要なことがある間はカァちゃんの生活リズムにも合わせてもらいたいんだよね。

どっちがいいか考えてみてくれる?

 

 


二人とも自分のできることできないこと、自由とリスクなど色々天秤にかけながら考えて考えて考えて・・・・・

上の子は「お腹空いても食べないし目覚ましで起きる」と、夜も好きに過ごすことを選んだ。下の子は「早く寝る」と答えを出した。

 

 

子どもができないことや、やり残したことの後始末は親の役目だと思う。
自分が子どもの頃に「おまえのためだ」と言われながら経験した必要のない厳しさを正当化して、自分の子に引き継ぎ繰り返すことはしたくない。

親は子どもに優しくていい、甘やかしていい、と私は思う。
「甘やかしてはいけない」と言う人もいるけれど、厳しさを教えたいのなら自分がお手本となる生き方をしてただその背中を見せたらいい。子どもは大人の生き様から多くを学んでいる。良くも悪くも。

子どもを甘やかすことは安心させること。人格形成のとっても大事なこの時期に親がしないで他に誰ができるんだろう。子どもはたくさん甘えて安心して育ってほしい。大人になることを怖がらないでいてほしい。

 

教育・躾という大義名分のもと長い間続けられてきた負の連鎖を断ち切ろう

 

『自由』についてくる『自己責任』を実生活の中で体験して、
でも責任や結果を叩きつけ恐怖や後悔の中で刷り込み背負わせるような方法ではなく、善悪でもない、ただそこにある現状として一つずつ向き合いながら、緩やかに丁寧に自分がどう生きるかを選んでいってほしいなと思います。

 

 

 

****************************************************************************************************

 

 

ホームスクーラーマップ

みんなの学校マップ

 

Twitter

Instagram

 

 


子育ての「再」デザイン~ホームスクーラー共同運営マガジンに投稿した記事を転載します

 

**********************************************************************

 

 

 

何気なくぶつけられる悪意のない質問は、ときに子どもを困惑させ傷つけることがある。

 

 


 

 

先日、夫が娘に唐突に聞いた

「なんで学校に行きたくないの?」

 

あぁ・・・キタよキタこれ。と思いながら、なんて答えるかなととりあえず見守ってみた。

「・・・・・・・・・・」

 

無表情のまま固まる娘。困惑してる。
そうだ、この子は真面目が過ぎるんだ。よく聞けよ夫、と助け舟を出す。

 

「行きたくないんじゃなくて、行く理由がないから行かないんだよ」

 

少し沈黙して「行く理由が・・・ない、か」と不服そうな反応の夫。
その後、中学高校がどうのハタチ過ぎたらどうのとブチブチ言うので「その時は私が子どもたちを連れて家を出ます」と話を終えた。

 

 

 

子どもたちには学校に行く「権利」と、何をどこでどのように学ぶかを決める「選択肢」がある。ということを、きっと理解していないのだろう。

 

何度説明しても、子どもは学校に行くことが当然だと信じきっている人には理解できないのだと思う。いつからか私も1から10まで説明し理解を求めることをしなくなった。



学校を利用しない子にその理由を訪ねるのなら、学校に通う子にもその理由を聞くことをセットにしてもらえないだろうか。



用事のない場所に行かない理由を聞かれても困るのだ。特に子どもは。

 

パンをどの店で買うか自由に選べるのに「なんでスーパーバリューで買わないの」と聞かれるようなものだ。

 

ベルクだってイオンだってパン屋さんだって、行ける範囲で選べるし自分で焼いたっていい、その材料をどこで買うのかも自由に選択できることを理解していたら、そもそもそんな愚問は口から出てこないはず。

 

「なぜその店でパンを買うのか」を聞かれるのではなく、その他のしかもたった一つの店に的を絞り行かない理由を聞かれた時、こちらは落ち着いて「なぜそんな質問をしてくるのか」と逆に問いかける必要がある。

 

 

でもこのようなやり取りに不慣れなうちは「どうして学校に行かないの」と聞かれると「学校に行かない理由」を一生懸命探し答えなければいけないと思ってしまう。だから困って固まる。

 

しかも「子どもは学校に行くもの」という価値観を持っている人からその類の質問をされるのは、学校に行かないことを責められているのだと感じる。質問という手段で殴られているようなものだ。

 

例えばこちらが「スーパーバリューはパンコーナーまでが遠い」と答えると「歩きやすいスニーカーで行けば」と言うだろう。「駐車場がいつも混んでいて怖い」と答えれば「なら歩いて行けばいい」と・・・あげくには「みんなスーパーバリューに行ってるよ」とキメてくるのはもうお決まりのパターンだ。

 

うっかり相手の視点に沿って「学校に行きたくない理由」をひねり出し答えたりしたら、今度はその理由を潰すようなアドバイスを投げつけてくる。アドバイスじゃない、クソバイスと呼ぼう。

 

 

ありがた迷惑な「クソバイス」の対処法って? 提案者の犬山紙子さんが解説 - はたラボ ~パソナキャリアの働くコト研究所~ビジネスシーンのあちこちで飛び交う「クソみたいな」……おっと失礼、「役に立たない」アドバイス、それが「クソバイス」である。www.pasonacareer.jp

 

 

 

学校に行かない理由を消せば「学校に行く」と言うだろう、そして学校に行けば本人のためになると信じている。「学校に行く」と言わせるため、責めるため殴るために質問しているようなものなんだ。そんなもの質問ではない、質問に見せかけた攻撃だ。相手にする必要はない。

 

 

娘は自分の父親が学校絶対主義者であることや、父親自身が経験していないから学校のカリキュラムに沿った「お勉強」以外を学びと認めないことを知っている。そこになんの根拠もないことも。

 

理解していない、ただ知らないだけ。
でも知ろうとすらしないんだ。ということも知っている。

 

いつか父親が理解する日がくるかもしれないし、こないかもしれないことも。

 

 


娘とはその後、
娘はまだ自分の困惑を解きほぐし言語化して相手に伝える技術が未熟であること、的外れな質問には相手と同じ視点で返事をしなくてもいいことを話し合った。

 

 

 

***************************************************************

 

 

ホームスクーラマップを作成しています

登録フォーム

 

みんなの学校マップ

 

Twitter

Instagram

子育ての「再」デザイン~ホームスクーラー共同運営マガジンに投稿した記事を転載します

 

**********************************************************************

 

 

学校からのお誘いで、娘が視覚障害についての特別授業に参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

半年ぶりに会うクラスメイトの列に並び、講師の方のお話を聞き実演を見学後、目隠しでの白杖歩行とガイド役を体験させていただきました。

 

 

参加を決める前に、事前に娘に伝えたこと

・朝9時頃に家を出ること(いつもより早く起きて準備する必要がある)

・授業2時間のうち、1時間くらい体育館の床に座って話を聞くこと

・感想などを記入するワークシートの提出があること

 

 

 

 

参加が決まるまで/ワークシートの壁

 

普段、動画やゲームから学びある程度の漢字は読める娘ですが、教科書に沿ったお勉強は全くしないので漢字どころか文章も書いた経験がありません。

 

「ワークシートに感想とか書いて提出するんだって」

それまで嬉しそうに聞いていた娘の表情が一気に曇り

「参加どうする?」と聞くと、モゴモゴしながら「今回はやめとく」「ワークシートができない」とバツの悪そうな返事。

 

何度か自己表現の方法の一つとして、言葉(文章)で自分の気持ちや状況を伝える練習はしておいた方がいいと思うよ〜とお勧めしてきた経緯があるので、もどかしさや「だから練習しとけと言ったのに!!」とぶつけたい気持ちをぐっと堪え、

 

「何か苦手なことがあるから学びたいものを学べないのは、もったいないよね」と切り出しながら

 

「でも、実はカァちゃんもそういうの苦手なんですよ」

「え!?」と娘が顔を上げる

 

「その場で書いて提出するの、時間ないし苦手なの。家でゆっくり考えたいから持ち帰って書きます。って持ち帰らせてもらうこともあるんだよ」と自分の経験を話し、「もう少し考えてみてね」とそれ以上干渉しないよう離れます。

 

1週間ほど悩み迷った結果「ワークシートを家で書いても良かったら参加する」とのお返事で、すぐ学校に確認。先生に快諾していただき参加が決まりました(有難い✨)


 

 

講師の方の言葉

 

20歳のときに目が見えなくなったWさん。
自分の将来について何も考えられず、全く外に出られない生活が1年続いたそうです。

「個性だと思って生きなさい」
知人からの言葉が、Wさんが変わるきっかけになりました。

「桜梅桃李」という言葉を引用しながら、人もそれぞれに個性があること

人と比べるのではなく、自分の生き方を
「昨日より今日、今日より明日の自分」と考えていける力を

人に勝つこと、比べることでなく、自分に負けないこと

今ある日常が当たり前じゃないことを忘れず
いろんなことを失敗しながら
毎日精進、チャレンジャーであってほしい

努力に勝るものはない

そんなことを、静かに穏やかにお話ししてくださいました。

 

 

 

講師の方からみんなへのお願い

例えば、信号で
青になったかどうかわからないとき「一緒に渡りましょうか」と

電車は、ホームと電車の隙間の広さや段差を

バスに乗るときも・・・・・

断られるかもしれない、と怖くても
少しだけ、声をかける勇気を出して助けてほしい

ただ、突然手や腕を掴まれたり、背中を押されたりするのはびっくりしてしまうので、まずは声をかけてみてほしいそうです☺︎

 

 

始まる前、周囲の子たちに「学校に来たい?」と聞かれた娘。

 

先生が普段すごく怒ることなどコッソリ教えてくれて
「学校に来たくない」と言う子もいたそうです。

 

「ホームスクール宣伝した?」と聞くと
笑って首を横に振っていました。

 

 

 

 

ワークシート:娘の感想
「目の不自由な人たちは大変」

・・・・・短っ!!

 

 

 

 

***************************************************************

 

 

ホームスクーラマップを作成しています

登録フォーム

 

みんなの学校マップ

 

Twitter

Instagram