皆さんこんにちは。
今日もお付き合いいただき
有り難う御座います。
移植したドナー由来の幹細胞が骨髄に
根付き血液を作り始める「生着」の
時がやって来ました。
※ 生着の定義は、好中球が500個/μLを
超える日が3日続いたその1日目。
day14
好中球 0
顕微鏡では100程度の好中球を確認
day15
好中球 800
昨日の顕微鏡確認から800へ増加。
day16
好中球 3120
促進剤の使用を急遽止める程勢いよく
好中球増加。
day17
好中球 3870
3日連続好中球500以上で、
正式生着日day15で確定。
先に書いた、心臓・肺の障害の緊急対応
のさなか、こうして無事「生着」を
迎えることが出来ました。
さらっと書きましたが、、、
生着日前日(day14)の顕微鏡での
最初の好中球確認の際、担当の医師が、
その顕微鏡の拡大写真をスマホで撮って
わざわざ病室まで持って来てくれたん
です。
それを見て大喜びして大騒ぎして、
スマホの画像データを頂きました。
その後一人になって、その
「赤血球の群れの中にぽつんと
たたずむ、たった1個の紫色
の薄膜に包まれた卵のような
好中球」
をしみじみ見ていると、涙があふれて
止まらなくなってしまいました。
病室で一人泣きです。
いやあ、参りました。
客観的には、何やら細胞の拡大画像を
見ながら一人感涙するおっさんの姿は
見かねるものがありますが、
とにかく、生きるチャンスを頂いた
この感動は、どう伝えれば良いか
わからない程の出来事です。
一生忘れることはないでしょう。
さあ、これでやっと幹細胞移植治療の
スタート地点に立ちました 🔥
この、ひたすらに太陽を見て育つ
向日葵のように、ただひたすらに
完治だけを目指して進んで行きます。
良い週末を。