異型リンパ
(末梢血中のフラワーセルの割合)
基準値なし ・・・ あってはならない異常細胞
くすぶり期 : 9~26%
(ばらつき大、感覚的な中央値は20%程度)
化学療法開始時 8% とくすぶり期より
低めの値であったが、1クール1回目で
低下し、2クール終了時 3% 程度にまで
減少。
以降も2~3%で安定して推移。
異型リンパ 化学療法時系列
その他の体感的な変化
皮疹は、1クール終了時で初期の赤み・
厚みが減り効果が出た (5月3日投稿
の写真参照) が、2クール終了時には
更に皮疹跡が薄く小さくなり良好。
リンパのしこりは、開始時にあった
両脇のリンパ節肥大、首・脇・股関節の
リンパ節の小さなしこりともに、自覚
出来るものは消滅した。
まとめ
血液検査 : sIL-2R、LDH、異型リンパ
体感症状 : 皮疹、リンパ節しこり
それぞれに効果が出ています。
ATLへの抗がん剤投与の成績としては、
良く効いており良好な結果です。
しかし、最終の PET CT 検査では、
首と腹部のリンパ節に一部ATL細胞の
集積が残っており、所見はあくまでも
"部分寛解" です。
化学療法ではなかなか寛解に至らない
ところが、ATLの難しさ、しつこさの
様です。
移植まで含めた治療成績は、科学療法を
長く行うよりも、十分な効果があり患者
の状態が良いうちに出来るだけ早期に
移植に移行する方が良い結果となる様
です。
幸い、HLAフルマッチのドナーさんが
早期に見つかり、抗がん剤の効果も
良好な私は、2クールをもって化学療法
を終了し、移植のステージへ進むことに
なります。
今日も一日お疲れ様でした。
良い週末を。